２０１７年５月中旬の手賀沼

前回思いがけずふくろうに出会った公園に再度出掛けたのは5月中旬。
羽を収納しきれなかった洞に、その姿はもうありませんでした。
きっと今頃はもっと快適な所を何処かに見付けて営巣準備に忙しく
しているのかもしれませんね。

その代わり、前回よりキビタキは愛想の良い個体が居りました。



綺麗な声で囀ります。



視線を此方にチラチラ向けているような・・・



カメラを気にしている、という訳ではなさそうです。



と、突然此方に向かって飛んできたかと思ったら目の前の枝にとまっていた
青虫を襲い近くの枝で食べ出しました。
瞬時の出来事で、最初は何が起こったか分からず青虫をぶら下げた嘴を
見て知りました。



私の目の前に居た青虫が気になって此方をチラチラ見ていたのですね。



その後も美しい声で鳴き続けていました。囀るにもエネルギーが要りますね。



その場を後にすると、目の前の地上にヤマガラが降り立ちました。
此処でも青虫です。今は鳥にとって御馳走だらけの時期なのですね。



田園ではムナグロの姿。



ちょっと分かり難いですが、砂浴びをしている雉雌。



やがて、食事が始まりました。



この日は、雛に持ち帰る虫を沢山咥えたコゲラにも出会いました。



青虫の他、羽蟻も捕まえたようです。



雄個体だと分かりました。



次から次と獲物を見付け、よく既に咥えている虫を落とさないなと
感心します。



そういえば、コゲラの巣はこの辺りで見た事がありませんし、幼鳥も
目にした事が無いような・・。
きっと木の高い所や目立たない所に作っているのでしょうね。





その後、雄の雉にも出会いました。



百舌も居ました。



何やらカルガモがいちゃいちゃしています。



愛を語らっているのでしょうか・・・



お幸せに・・・。



この日、千切れた雲が虹色に光っていました。



フクロウには出会えませんでしたが、キビタキを間近で観察できた
なかなか楽しい探鳥となりました。