２０２３年春の粟島探鳥 ～その４～

今年のゴールデンウィークは晴天が続いていますね。
ただ、朝９時を過ぎる頃から日差しがかなり強くなるので、探鳥も早朝な季節と
なってきました。

粟島探鳥、２日目の朝食後に出会った野鳥を掲載します。
この日は朝からキビタキの声が聞こえたので期待していたのですが、ようやく
撮影できたのは此方・・・。



今回の粟島で撮影できたキビタキは、この一羽のみと寂しい結果となりました。
頑張って歩を進めると路上にはカシラダカの姿。



昨日見られた、アトリ、クロジは抜けたようで、全体的に鳥の数が減ってしまった
ように感じます。
それでも、牧平までの間ではジョウビタキ、アカハラ等が見られました。





牧平の耕地では、タヒバリ、ルリビタキ雌を観察。





沿道を歩き出すと一羽の鳥が目の前にとまりました。



オオルリの雌です！



今回２羽目のオオルリに出会うことができました。



基本的に繁殖地へ先に到着するのは雄個体が多いでしょうから、今年は風の
影響もあって、島へ立ち寄らずに目的地へ向かった個体が多かったのでしょうか。
探鳥は自然相手ですから、やはり毎年同じ様にはいきませんね。

遠くに霞む山々は、まだ積雪があります。



帰り道は昼前とあって鳥の数も更に減っていました。
そんな中は、シロハラも貴重です。



そしてようやく撮影できたクロツグミ。



アオジは初日より増えてきたように感じました。



ヒメウも観察。



島は空気が綺麗なだけあって、日差しがダイレクトに届き、日中は沢山歩けば
歩くほど、紫外線を浴び疲労感が増します。
そんな中でも元気なジョウビタキ。



一旦宿に戻り軽食とビールで暫し休憩をとりつつ、窓越しから燕を撮影してみました。



暫し休んだら午後の探鳥開始です。


（その５へ続く）

２０２３年春の粟島探鳥 ～その３～

先月２７日から３泊の予定で出掛けた粟島探鳥。海況が悪く当初予定を変更して
出発したものの、今度は帰りの船便に欠航の恐れが出てきてしまいました。
春の日本海が此処迄不安定なのは珍しいのではないでしょうか。
結局今回は、この海況（風）が鳥の渡りにも影響したのかもしれません。

春の粟島探鳥、２日目は早朝から耕地を歩きました。
樹上にポツンと浮かぶ白い点。



アリスイです！粟島でこの鳥を見たのは初めてのことです。



愛らしいノビタキも姿を見せてくれました。







可愛いです。





ビンズイも発見。



キャンプ場でも見られたビンズイ。



牧場付近では、この日もシロハラ、ジョウビタキ、アオジが見られました。







路上ではミヤマホオジロ雌が採餌していました。





ガングロノビタキも発見。





イソヒヨドリの番も見られました。





この日の朝は、キビタキ、ヤブサメの囀りも聞くことができました。
朝食後の探鳥は期待できるかもしれません。
（その４へ続く）

２０２３年春の粟島探鳥 ～その２～

昨日、通勤途中に家の近所で「チヨチヨビー」というセンダイムシクイの
囀りを聞きました。
今回の粟島では、なかなか見られなかった夏鳥がこんな身近な所に・・・。

気を取り直して、粟島探鳥記～その２～を掲載します。
初日の昼前に到着し、牧平まで歩き、カラスバトを観察して戻る途中、
電線の上に１羽の鳥を発見しました。



オオルリです！



例年なら、あちこちで観察できるオオルリをようやく１羽観察することが
できましたが、例年より警戒心が強くすぐに隠れてしまいました。

それでも出会えたことに感謝しつつ、牧場方面に足を進めます。



この辺りで見られる鳥も、シロハラ、カシラダカ、ジョウビタキと
冬鳥ばかり。







ヤレヤレと思っていると、校庭にヤツガシラ情報が！



粟島では春に見られる鳥として知られていますが、この地で観察したのは
私は初めての事です。



冠羽も広げてくれました。



雑草を刈ったばかりということで、沢山虫がいるのでしょう。
ひたすら食べることに集中しています。



ようやく島らしい鳥に出会えて疲れも吹き飛んだひととき・・・。



例年ですとヤツガシラは、もう少し早い時期に観察されることが多いそう
ですから、やはり今年の渡りは遅れているのかもしれません。



帰り道にイソヒヨドリを撮影して宿へ戻りました。



この日は朝4時起き。島では10キロ程歩いたこともあり、バタンキュー。
波も穏やかになり明日も晴れ予報ですが、島を離れる日の海況予報が悪化。
予定変更も余儀なくされる事態に・・・。
（その３へ続く）