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2019年9月下旬の奥日光探鳥 [探鳥]

台風19号は甚大な被害を残して去って行きました。
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

それにしても今回の台風の雨量は驚異的なものでした。
すぐ傍に一級河川が流れる場所に住んでいる為、12日の午前の段階で
避難勧告の放送が入り、夕方前には避難指示が出されました。
多くの河川で氾濫がありましたが、首都圏で氾濫のなかった河川も
どこもギリギリの状況だったのだと思います。

地球環境の変化で今後はこうした勢力の台風の襲来がけして珍しい事では
なくなってしまうのでしょうか。

台風が過ぎた翌日、警戒が解かれた川へ向かうと河川敷にあったグラウンドは
水没していました。広くなった水面をチャンスとばかりに飛んでいたのは
何処からともなく現れたユリカモメ達。吹き返しの強風の中も食べ物を探し
飛んでいる姿は美しくも逞しくもありました。

ということで、半月前の写真となりますが奥日光で出会った野鳥を掲載します。
今回の目的は母を連れての温泉一泊旅行。しかし、奥日光となればどうしても
鳥見は外せないと、現地集合として私だけ始発で彼の地へ向かいました。

いつものように赤沼バス停から戦場ヶ原へ入り歩き出すとアオジが姿を
見せてくれました。

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木道を歩いていると、丸いコサメビタキの姿を発見。

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やはり、この鳥の愛らしさは格別ですね。

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前回訪れた際に湯川で数多く見られたオシドリはもう居らず、通年見られる
マガモが泳いでいました。

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目の前の枝にとまったムシクイ。

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完全に顔を見せてくれませんでしたがエゾムシクイでしょうか。
※メボソムシクイとの事、takapy様有難うございます。

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前回と同じ樹上にとまっていたノスリ。

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遠くにカワセミがとまっています。

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まだノビタキも見られましたが、多くのCMのお目当てはノゴマでした。

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早朝か夕刻での出会いが多いとの事で、ノゴマは早々に諦めて光徳へ移動。
早速ビンズイが姿を見せてくれました。

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ホオジロは最近奥日光でよく見掛けるようになりました。

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キビタキの雌も登場。

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湯ノ湖にはまだ越冬に飛来した鴨の姿はなく、マガモのみ観察。

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少しずつ紅葉が始まっていますが今年は色づきが遅いようです。

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湯元でも見られたキビタキ雌。

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暗いですがアカゲラも居ました。

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ゴジュウカラも登場。

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のんびり寛ぐ鹿。野生の鹿とは思えないほど人を恐れません。

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翌朝は、母を宿に残し食事の前にちょっと探鳥・・・。
歩き出すと隣の宿の敷地内から鹿達が出て来ました。

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昨日見た家族でしょうか。今朝も全く人を恐れず。

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早朝散歩で出会えた鳥はコガラ。

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そしてゴジュウカラ。

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温泉寺の灯篭の中に入って何やら食べ物を探していた個体。

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夏鳥も随分少なくなりましたが、次回紅葉シーズン後に彼の地へ行けば
冬鳥との出会いが期待出来るでしょうか。

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コメント 10

えれあ

今後は大きな台風が来るようになるのかと思うと不安に成ります。

丸いコサメビタキは可愛いですね。
ヒタキ類は止まっている場所の違いなのか、時々丸っこく撮れますね。

by えれあ (2019-10-14 18:08) 

queso

えれあ様、
今回より更に勢力を増した台風が上陸したら・・と思うと恐ろしいです。

まんまるのヒタキ類の姿は何とも愛らしいですね。
普段は長く見えるエナガもこれからの季節はこうした丸っこい姿と
なることも増えてきますね。
by queso (2019-10-15 08:58) 

Mitch

今回の台風19号は降水域が広く、下流域では時間が経ってから水位が
高くなるといった現象があちこちであったようです。
今後も大型台風が発生するのだとすると、台風と同付き合っていくか
真剣に検討する必要があるのだと思います。
by Mitch (2019-10-15 18:14) 

Rocky

今回の台風19号の豪雨で東日本の多くの河川で堤防の決壊や氾濫による水害、浸水被害が発生したのには本当にショックでしたね。
これほどの被害が出るとは全く予想外でした。しかし、これからはこんな状況が普通になりそうなので、大変気懸りです。
ところで、この時期の奥日光は既に平地の真冬の気温ではないでしょうか。しっかりと防寒対策をしていかないと鳥見どころではなくなりそうですね。
可愛いコサメビタキに、エゾビタキ、ノビタキ、キビタキが見られてよかったですね。
常連さんのアカゲラ、ビンズイ、ゴジュウカラ、コガラなどにもしっかり会えましたね。
今年は平地の公園で、渡り途中のキビタキ♂♀、コサメビタキ、エゾビタキに何度か出会いがありました。

by Rocky (2019-10-15 22:36) 

queso

Mitch様、
今回の台風の猛威は本当に恐ろしいものでした。
私の近所も翌朝になっても近所の河川の水位が上がり、台風が
去っても暫くは安心出来ませんでした。
温暖化でまたこのような勢力の台風がやって来るのでしょうか。
やはり備えは必要ですね。
by queso (2019-10-17 07:36) 

queso

Rocky様、
奥日光へ訪れたのは先月末でまだ気温も普段より高い状況で
寒さは感じませんでした。
彼の地へは東武鉄道(JRより安価)を使っていますが、今回の
台風で一部区間の運行が出来なくなり、鉄道で日光まで動いて
いるのはJRのみとなります。
箱根もそうですが紅葉シーズンに今回の台風の被害・・・。

その台風通過後は気温も下がり鴨類の飛来も見られるように
なってきましたね。運河にヒドリガモがやってくるのも、もう
間もなくでしょうね。
by queso (2019-10-17 07:40) 

takapy77

今回の台風は、凄かったようですね。
こちらの河川も、河川敷より住宅地の方が低いという場所が
沢山あります。もし決壊でもしたら大変な被害が出そうです。
今、河川の木の伐採を色々な場所でやってます。
野鳥が見られなくなるのは、残念ですが、人の命には変えられない
ので、仕方ないですね。
私の住まいは、高台ではありませんが、川から数kmは離れて
いるので、大丈夫だと思いますが、避難勧告が出た事が
何回かあるので、絶対安全とは言えせん。他人事ではないですね。
それと、ムシクイはメボソムシクイ上種だと思います。

by takapy77 (2019-10-17 20:29) 

queso

takapy様、
河川の木の伐採ですか・・・確かに決壊した際を思うとそうした
処置も必要なのでしょうか。
今回の台風の被害は甚大でしたね。大きな台風でしたがあそこまで
広範囲に被害が及ぶとは思っておりませんでした。
河川の傍に住むというのは洪水や決壊の危険もありますが、
地震や暴風と災害は水害だけでなく日頃の備えは必要なのだと
思いました。
ムシクイの件、有難うございます。
やはり鳴かない時期のムシクイは難しいです。
by queso (2019-10-19 11:41) 

ramblin

 台風の甚大な被害が有った後も天気は安定せず
気合が殺がれます。荒れた関東平野の農地では
また何時かのようにアトリの大群が現れるのかな
・・・等と不謹慎な想像を巡らしています。
 今期はもう各地でマヒワやカシラダカなどが
現れているようで冬鳥戦線はどうなりますか???
by ramblin (2019-10-21 13:50) 

queso

ramblin様、
このところ雲が多く湿度も高く、カラリと乾いた空気の秋晴れ
というのがありませんね。
台風19号の後の台風はまたもや何れも日本に近付き、今年は
梅雨も長く秋も雨ばかりでどうしたものやらです。
もう間もなく冬鳥シーズンとなりますが、まだキビタキ等夏鳥を
見る事もありますね。
by queso (2019-10-21 15:14) 

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