２０１３年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ～その９～

朝食にと戻った帯広の民宿「田園」で、先程撮影した野鳥画像をパソコンに落として
いると・・・、キョキョキョという聞きなれたあの声がすぐ傍で聞こえました。
窓に駆け寄ると、すぐ目の前の電柱にアカゲラがとまっています。



まるで自宅のベランダから電柱に居るスズメを見かけるように、ここではアカゲラが・・・。
と、キョキョキョと再度鳴き声が聞こえ、もう一羽やってきました。
こちらは雄のよう。



本当は木にとまったところをパチリと撮りたいところですが・・・電線との色合いと何気に
被っているのも面白いのかもしれません。



ちょうどこのアカゲラが去って行くとタイミングよく朝食の時間。
朝からモリモリ頂きます。



↑こちらの納豆、噛みごたえがあって美味でした。流石十勝、豆が美味です。
そしてデザートにと登場したのは地元産小豆を使った水羊羹。↓



こちらも美味しく頂きました。（＾＾）
その後、別室にてコーヒーを頂いていると、宿の方が夏の間にタンチョウが目の前の
麦畑に来ていたと話をされていました。器用に麦の穂を食べるそうですが、農家さんに
とって被害は深刻で、道内では場所によっては歓迎されない野鳥となりつつある
現実を知りました。

宿を後にしてすぐ畑の中に現れたのは、件のタンチョウの親子です。



子供の頭はまだ肌色で尾羽だけ黒いというアンバランスさが何だかユニーク・・・。



そして車は再び朝も訪れた千代田堰堤へ。
アオサギが何羽か羽を休めていましたが、北海道のアオサギは近づくとすぐに
飛んで行ってしまいます。



ふと川面を飛ぶ美しいブルーの鳥・・・カワセミです。



もっと天気が良かったら・・・とブツクサ言っても仕方ありません。
カワセミがとまった枝の対岸からハクセキレイが飛んできて、魚を咥えたカワセミは
慌てて羽をパタパタさせています。（分かり難くてすみません）



このあたりで雨脚がかなり激しくなってきたので、この日は探鳥を
諦めることにしました。

台風接近で風も強まってきており、果たして本日の最終便が飛ぶのかも心配に・・・。
運行情報をチェックすると、既に昼前後の羽田便は欠航が決まっています。
今頃帯広空港は混雑して物凄いことになっていることでしょう。
最終便が飛ばなかったら結局市内に宿をとって戻って来なくてはいけません・・・。
さて、どうしよう・・・。
風雨は強まるばかり。

取り敢えず市内に戻り、どうするか決めようと車を走らせ、折角帯広に来たのだからと
「ばんえい競馬」を見学することにしました。
台風でも駐車場は車が結構多くとまっていて、資料館も観光客の姿が目立ちます。



競馬場周辺には、土産店や飲食店もあってそちらも荒天の中盛況です。
ぼちぼちお腹が空いたと夫が食べたのが名物「豚丼」。



玉ねぎサラダもオーダーしました。



ちょっと冷えてきたので私は「地粉ラーメン」。



優しいスープに地粉を使った麺が絡まり、なかなか美味しかったです。
お腹も満たされたし、いよいよ生まれて初めての「ばんえい競馬」見学へ！



キャラクターの「リッキー」↓。荒天でもしっかり盛り上げます。



競馬場内で販売されている飲料もオリジナル！



さぁ、もうすぐレースです。



おじさん達も真剣！



そしていよいよ・・・スタートしました。





（その１０へ続く）

コメント 2

↓↓シマフクロウ、初めて見ました！
愛嬌あってすっごくかわいいですね。
あの耳？もネコの興奮時のイカ耳にそっくり。
森の猫って言われるだけあって、うちの仔にも顔も似てるような（笑
フクロウの、あのちょっと怖い顔がかわいいですよね(^^

競馬はやらないんですが、
私も北海道で競馬馬を見にいきました。
ホントに優しい顔で、美しい姿ですね。
それにしても、楽しい旅はまだ続く？



by tomy (2013-10-04 22:39) 

tomy様、
シマフクロウ、可愛いですよね（＾＾）。
目の前で見た感動は今でも忘れられません・・・。
仰る通り、カラスを威嚇するときのいでたち・・猫のようですね。
ちょっと呑気に見えるところもありますし、鷹揚なところも
あるのかもしれませんね。

私も中山競馬場すら行ったことがないのですが、ばんえい競馬とは
どういうものなのかも実は知らなかったので、良いきっかけと
なりました。

長い長い旅行記となってしまいました・・・＾＾；。
あと少しですので、もう少しお付き合いのほどお願い致します。
by queso (2013-10-05 09:07)