２０２３年７月初旬の公園探鳥

明日から３日間は、かなりの猛暑が予想されていますね。
今朝は河川敷を歩き涼しい風も感じることが出来ましたが、流石に私も
明日明後日の鳥見は控えようかと思っています・・・。

今月初旬、ツミの居る公園へ出掛けました。
１週間前に見られた２羽の幼鳥は随分逞しくなり、巣から離れた木にとまって
いました。





すぐ傍には親鳥もとまっています。



近くにはカラスの家族も居て、カラス幼鳥がツミ幼鳥の傍にとまりましたが
ツミの親はさほど気にしていないように見えました。
その代わり、オナガが複数でカラス成鳥を威嚇し続け公園から追い出していました。

枝の上で寛ぐ幼鳥。





色々な動きを見せてくれます。







やがて２羽の幼鳥は辺りを元気に飛び始め、互いに足を合わせる様な動きも
見せてくれました。



既にオナガを超える飛翔能力を備えた幼鳥は、近くにオナガが来ても怯むことは
ありませんでした。



この公園では、これから幼鳥の食べ物となる蝉の幼虫がことごとく地中から
ムクドリやオナガに掘り起こされてしまったとの事で、間もなくツミ一家は
新天地を目指して旅立って行くでしょう。



今季はオナガに襲われ２羽の幼鳥が命を落としてしまいましたが、来年もきっと
此の地に戻ってくることでしょう。

この日はオナガ幼鳥も頻繁に姿を見せてくれました。



親鳥に食べ物を貰ったばかりの幼鳥。



正面顔は何だかユーモラスですね。



ツミとオナガ。すぐ傍で営巣し合い、時に利用し、利用され、攻撃し、攻撃され・・・
独特の関係性を観察できた貴重なひとときでした。



ツミもオナガも去って行き、河川敷は酷暑となると、いよいよ鳥見もピンチです。

コメント 6

ツミの幼鳥、猛禽の仲間としてのたくましさと、幼いが故の(？)
愛らしさを兼ね備えていますね^^
オナガの幼鳥って初めて見ました。
by Mitch (2023-07-15 16:52) 

ツミ幼鳥は、もう大丈夫そうですね。
オナガ幼鳥の頭は、膨らむんですかね。滑稽ですね。
ツミとオナガの独特の関係を知り、私にも大変貴重でした。
ツミもオナガも、一旦公園を離れるんですね。観察お疲れさまでした。
by 風神 (2023-07-15 16:53) 

Mitch様、
其方ではオナガは営巣していないのでしょうか。
水元公園をはじめ、東京の北東部ではオナガは年々増えている気がします。
ツミの幼鳥も、此処まで成長すると逞しくなりますね。＾＾
by queso (2023-07-16 10:09) 

風神様、
ツミの幼鳥は尾羽もしっかりしてきて、飛翔姿は美しさすら
感じる程でした。こうなるとオナガに威嚇されても逆襲できる
くらいの力はあると思います。
ツミとオナガの独特な関係性、また来年も観察したいと思います。
by queso (2023-07-16 10:12) 

そちらのツミ幼鳥と当地のツミ幼鳥とは同程度の成長度かもしれません。
昨日、枝の上で餌を持った幼鳥を他の幼鳥が見付け接近して二羽が縺れたときに餌が地面に落下しましたが、その餌めがけてその二羽が同時に地面へ突進するように飛び降りたのを目撃しました。
そんなシーンが見られるほど幼鳥達は成長していますので、もうこのフィールドには長くは居ないな、と感じています。

by RockyBird (2023-07-17 11:14) 

Rocky様
このツミ幼鳥を撮影したのは今月初旬の事なので、今頃は既に
各々独り立ちして大空を飛んでいると思います。
鷹の渡りまであと２ヶ月。それまでに飛翔訓練をしておかねばですね。
しかし、この暑さではツミ幼鳥達も水浴びをしたいでしょうね。
関東南部は暫く雨も降っていませんし・・・。
まだ梅雨明けもしていないようですが、秋の訪れが待ち遠しいです。
by queso (2023-07-18 08:40)