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2023年6月下旬の公園探鳥 [探鳥]

6月も後半に入った頃から、東京では高温多湿な天候が続いていますが
特に昨日・今日の暑さは不快そのもので身体も怠くなります。
今年もまた猛暑となりそうですね・・・。

2度目の営巣を試みるツミの様子を見に、先週公園へ出掛けました。
早速巣の近くの木にとまる雄を発見。赤い目が美しいですね。

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園内にはオナガも沢山います。

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雌は抱卵中のようで巣から出てきません。早朝既に雄が獲物を運び
一仕事終えたのでしょうか。雄は羽繕いに精を出していました。

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実は、この雄がとまっている枝のすぐ下の木には、オナガの巣が複数あり
雄は此処に陣取り獲物はオナガの雛という事も少なくないとか・・。

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今はそれでも十分足りるのかもしれませんが、オナガの営巣時期が終わり
各々移動した頃、このツミの子供達は最も食べ物が必要となると思われ、
先を思うと心配です・・・。

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この日は別の公園で営巣するツミも見に行ってみました。
巣の中では真っ白い雛が既に立ち上がっています。

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可愛いですね。^^

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雌と雛。

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給餌を終え、巣の近くの枝で周りを警戒しています。

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この公園でも、オナガは沢山見られました。
オナガはカラスを追い払ってくれる心強い用心棒ではありますが、その雛や
幼鳥を襲うツミ。
オナガにとって、ツミと隣り合わせて営巣する利点は何なのでしょうね。

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キィキィという声がするなと思ったら、雄が次なる獲物を持って来て
いました。

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雌がすかさず受け取ります。

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そして雛へせっせと給餌。

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食べ盛りの雛3羽を抱えるこの番は、今が子育て正念場でしょうか。
無事巣立ちを迎えた幼鳥達は暫くの間は親鳥から獲物を貰ったり、自ら
蝉を取ったりしながら成長していきますが、翌年を迎えられる子は半数に
満たないとも聞きます。

猛禽とは言え、自然界は厳しい現実が待ち受けているのですね・・・。
それでも、近隣の複数箇所で毎年のように営巣するツミが居るという事は
少しずつ個体数が増えているとも言えるのでしょうか。

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Mitch

ひなが成長するのを見ることができそうで楽しみですね。
by Mitch (2023-06-26 17:33) 

mitsu

関係性、、、なるほどです^^;
オナガのたくさんいる公園いいですね〜
以前自宅前で目撃して以来
会えてないオナガ、配色・スタイル大好きですよ!
ツミ、三様もお見事(撮影)です!!!
by mitsu (2023-06-26 17:36) 

風神

ツミの巣の近くで、かなり高い確率で、オナガは営巣するんですね。
リスク高すぎだと思うんですが、何か利点が無いとそうはしないですよね。
それにしても、ツミは公園でよく営巣するようですね。ツミとオナガをじっくり観察できそうですね(^^)
by 風神 (2023-06-26 23:16) 

queso

Mitch様、
鳥枯れの季節、ツミの営巣は貴重です。それにしても蒸し暑いですね。
by queso (2023-06-27 11:43) 

queso

mitsu様、
其方ではオナガは少ないのですね。
そう言えば、手賀沼や利根運河といった探鳥地よりも
自宅周辺の方がオナガを頻繁に見掛けます。
私から見ると、メリットがあるのはツミばかりと感じるのですが、オナガにも利点があるから必ず近くで営巣するのでしょうね。
by queso (2023-06-27 11:48) 

queso

風神様、
オナガはカラスを追い払ってくれるので、小さなツミにとっては
大切な用心棒のようです。
でも、雛や幼鳥は襲ってしまう・・・。オナガはそれで良いのかと
いつも思ってしまいます。
オナガは以前は本州全土で観察されていたようですね。
何故東日本で増えているのか不思議です。
by queso (2023-06-27 11:51) 

takapy77

ツミはカラスを追い払ってくれます。
カラスは群れでやってきます。それに対しツミは1番2羽。
ツミに襲われるリスクより、群れでやってくる
カラスの方が、何倍もリスクが高いと思います。

人が大勢集まると、食べかす等の餌が出る事をカラスは
知っています。それを目的にカラスは集まってきます。
そこに、巣がある事が分かると卵や雛を襲います。
だから、巣の近くに人が大勢集まる事は、良くないのです。

by takapy77 (2023-06-27 19:47) 

queso

takapy様、
MFでは勿論ツミもカラスを追い払いますが、オナガの数が
あまりにも多いせいか、カラスを追いかけるオナガを頻繁に
見掛けます。
カラスの方が断然大きいものの、2羽以上のオナガに追われると
殆どのカラスが逃げて行きます。

オナガの成鳥は時としてツミの幼鳥を威嚇し、慌てて親鳥が
戻って来ることもあり、オナガとツミの関係性は、やはり
興味深いです。
by queso (2023-06-28 10:22) 

ramblin

 都市に営巣する鳥にとって最大の敵はカラスだと
思うのです。オナガにとってのツミのはカラス対策としての
存在とも言えます。しかしツミの通常の狩りが思うように
行かない場合オナガの幼鳥にも脅威が迫る可能性は有ると
思います。
by ramblin (2023-06-28 21:23) 

ちぐさ

ツミの4、5枚目の写真、尾羽が扇子のようで、優雅に風を仰いでいるみたい(^^ゞ
ツミって優雅な鳥だったのね~。

で、そのお子たちは、白いモコモコに包まれて・・・
冬ならば、優雅にコートに身を包んでいるように、見えなくもないかしら(^^ゞ
でも惜しい、今は初夏。暑苦しくないかしら(^^ゞ
by ちぐさ (2023-06-28 22:13) 

queso

ramblin様、
昨日ツミを見に出掛けた公園では、巣から落ちたオナガの雛が
猫に持って行かれたと聞きました。
長らく観察している方によると、其処でのオナガ(雛)の最大の
脅威は猫との事でした。オナガの巣はカラスに比べると雑で簡素な
作りなので、雛が落ちてしまうことが多々あるようです。
都市で営巣する鳥達にとって、カラスは最大な脅威ではありますが
特にここ最近MFではオナガが相当増えているので、今後もしっかり
観察していきたいと思います。
by queso (2023-06-29 08:09) 

queso

ちぐさ様、
猛禽の雛は白い子が多いですね。
狩りを成功させるためにも尾羽のお手入れは欠かせないのでしょうね。
じっくりと時間を掛けながら羽繕いをしていました。^^
仰る通り、優雅な感じがしますね。
MFの公園では、ここ数年複数個所で繁殖する見慣れた鳥に
なりつつありますが、其方の市街地では見られませんか?
by queso (2023-06-29 08:12) 

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