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2023年春の粟島探鳥 ~その1~ [探鳥]

昨年に引き続き今年も粟島へ鳥見に出掛けました。
当初は4月23日(日)から3泊で予定していましたが、海況が悪く船の欠航が
予想された為、直前に予定を変更、27日(木)に出発しました。

同日朝、晴れていた東京とは異なり越後湯沢駅を通過する頃はどんより曇り空で
途中雨も降っていましたが、だんだんと明るくなり、車窓からは北へ帰る白鳥の
姿も見られました。

いつものように村上駅から岩船港へ向かい、フェリーで出発です。
離岸する際はヒドリガモの飛翔も見られました。

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この日の波はうねりがあって、船上でカメラを構えていても相当揺れました。
それでも何とか、シロエリオオハムらしき姿を撮影。

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オオミズナギドリの大群です。

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小魚目掛け、次々に着水していました。

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そうこうするうちに、船は粟島へ到着。早速探鳥を開始します。
この日は先ず、島の東海岸沿いを歩いて牧平の畑を目指すことに。

因みに、今年の3月は全国的に暖かい日が続いたこともあり、粟島も早々に桜が
散り、昨年同時期よりも更に緑が濃くなっていました。

これではムシクイ類の観察は厳しいだろうなと予想はしていましたが、海岸沿いを
歩いていて先ず感じたのは、「ムシクイ類、キビタキの囀りが全く聞こえない」と
いうことです。

春の粟島と言えば、あちこちでキビタキ、オオルリを観察できることで知られて
いますが、全く姿がありません・・・。4月に入り寒気が南下して強い北風が
吹いたことが影響しているのでしょうか。

牧平に向かう途中、先ずはアオジを撮影。

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ジョウビタキの雌も姿を見せてくれました。

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アトリは2羽で食べ物を探していました。

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イソヒヨドリは雌雄観察。

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ジョウビタキの雄も出てきました。

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路上のカシラダカ。

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上空にはミサゴの姿もありました。

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それにしても、今年はジョウビタキの数が多いです。春には必ず見られる鳥では
ありますが、一ヵ所に複数のジョウビタキが採餌しているところは初めて見ました。
此方↓の写真は、手前と奥がジョウビタキの雌、真ん中がルリビタキの雌タイプです。

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ジョウビタキの雄。

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ガードレールにとまる2羽のジョウビタキ雌。

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シロハラの奥にもジョウビタキ。

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牧平の畑ではホオジロが見られました。

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ルリビタキの雌タイプも複数観察できました。

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すぐ傍で愛らしい姿を見せてくれたノビタキ。

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元来た道を戻る途中も、ルリビタキ、ジョウビタキが頻繁に現れます。

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嬉しいことに、クロジも1羽登場です。

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コチドリも観察。

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今回はカワラヒワも多かったです。

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海岸沿いの木にとまっている鳩に違和感を感じ撮影しました。

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この個体は、カラスバトでしょうか。随分前に三宅島で見たときは、もう少し黒い
イメージだったのですが・・・。

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結局、牧平までの道で唯一聞いた夏鳥らしい囀りは、遠いコマドリの声のみでした。
気を取り直し、もう少し歩いて探鳥を続けます。
(その2へ続く)


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コメント 16

Mitch

東京付近では見られなくなった鳥たちに
たくさん出会えましたね^^
by Mitch (2023-04-30 17:32) 

風神

こちらで見なくなった鳥達が集い、まるでオールスター感謝祭のようですね(^^)クロジを実際に見てみたいです。
しかし、船にめっぽう弱い私には無理ですね。揺れる船上で撮影できるって、大したもんですね。私なら、出港と同時にダウンしてると思います^^;
by 風神 (2023-04-30 21:05) 

queso

Mitch様、
粟島では例年より多くの冬鳥が見られましたが、夏鳥は少なく
春の天候が影響していると思われます。
by queso (2023-05-01 06:17) 

queso

風神様、
夏鳥は少なかったですが、ジョウビタキ、ルリビタキ、ノビタキ、
クロジと色々観察できました。^^
秋の時化た日に粟島へ行き、酷い船酔いをした経験があります。
今回はうねりはありましたが、野鳥撮影でバランスをとっていた
せいか船酔いはしませんでした。
by queso (2023-05-01 06:55) 

mitsu

ビタキ類がスズメのように〜
パラダイスですねw
by mitsu (2023-05-01 10:26) 

ramblin

 カラスバトは本邦固有種では無いですけど
日本と朝鮮半島位しか生息していない種なので
貴重ですよね。私は以前三宅島に行った時
撮り損なっていて悔しい思い出となっています。
稀に湘南に現れることも有るそうです。
by ramblin (2023-05-01 14:22) 

えれあ

冬鳥が沢山居ますね。不思議な感じです。
夏鳥は遅れているのでしょうか。少し残念でしたね。

by えれあ (2023-05-01 15:25) 

まっちゃん

今年の渡りはどうなっちゃてるんでしょうね。
遅れているのなら連休明けにでもと思ったのですが、去年全く何もいない状態だったので行く気になれません。
でもヒタキ類が沢山見られていいですね。
by まっちゃん (2023-05-01 15:44) 

takapy77

やはり、夏鳥は遅れているのでしょうかね。
ジョウビタキも寒いので、渡るのをためらって
いるのでしょうか。
今日は、やっとオオルリが撮れました。
少しずつですが、夏鳥が増えてきた感じです。
by takapy77 (2023-05-01 16:28) 

queso

mitsu様、
思いの外夏鳥は少なかったですが、名残の冬鳥に
出会えたのは嬉しい収穫でした。
by queso (2023-05-02 08:06) 

queso

ramblin様、
やはりカラスバトでしたか。
全身から見て頭の割合が小さいのも特徴ですよね。
島を訪れたのは今回で6度目ですが、初めて此処でこの鳥を
観察しました。湘南でも見られることがあるのですね。
by queso (2023-05-02 08:09) 

queso

えれあ様、
日本海側の離島とは言え、此処まで冬鳥が残っているとは
思いませんでした。特にジョウビタキは雌雄ともとにかく数が
多く、此処で繁殖しても良いのではと思った程です。
by queso (2023-05-02 08:10) 

queso

まっちゃん様、
滞在中にバーダーの宿として有名な民宿にも電話して状況を
教えて頂きましたが、やはり今年はオオルリ・キビタキが
圧倒的に少ないとの事でした。
海況が悪過ぎることもあって、鳥見客も今年は少なかったです。
by queso (2023-05-02 08:12) 

queso

takapy様、
3月は全国的に暖かかったですが、4月の寒気が影響したので
しょうか。今朝の東京も強い北風が吹いていますし、この風も
鳥の渡りを遅らせているのでしょうね。
初日に比べ翌日は冬鳥の数が減りましたが、それでも
ジョウビタキ、ルリビタキは同じくらい残っていました。
by queso (2023-05-02 08:15) 

RockyBird

島に上陸後すぐの探鳥で、ジョウビタキとルリビタキが多かったとのこと、これにはちょっと驚きましたね。
季節の鳥としてノビタキが見られてホッとされたのではないでしょうか。
この後が楽しみです。

by RockyBird (2023-05-07 08:15) 

queso

Rocky様、
春の粟島は今回が5回目となりますが、此処までジョウビタキ、
ルリビタキが多いのは初めての事です。
また、ノビタキも例年より多く感じました。
やはり渡りは毎年同じではありませんね。
by queso (2023-05-07 08:43) 

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