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12月初旬の河川敷探鳥 [探鳥]

穏やかな晴天が続いた11月とは一転、師走に入ると東京も一気に
気温が下がり、曇りや雨天という日ばかりとなっております・・・。

先日の土曜は「曇りで低温」という予報の中、近所の河川敷を歩きましたが
冷たい北風も吹いてきて、鳥見には最悪な天候となってしまいました。

そんな中、干潟に舞い降りたユリカモメを撮影。
第一回冬羽の個体は、動きも何だかあどけない感じで可愛いです。

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こちらは成鳥。

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ユリカモメは群で行動しており、不意に飛んだり、干潟に降りたりを
繰り返しています。
周りに猛禽の姿は見えませんが、何か気配を感じるのでしょうか。

猛禽防衛軍も集まってきました。

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とその時、地上から複数の猛禽が飛びあがりました。
多分、茶色っぽい個体が2羽だと思いますが、もしかしたら3羽だったの
かもしれません。
瞬時にカラスが絡み、ユリカモメも飛び回る中、アワアワしながら撮影対象を
ひとつに絞りました。

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撮影した一羽は、オオタカ成鳥。
この個体は、まるでチョウゲンボウの如く空中をホバリングするかのような
動きを見せていました。

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まるで、自分を注目させるかのような動きにも見えます。

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飛行態勢に入り、去って行くのかと思いましたが、

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再び空中で止まるような姿勢です。

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やがて複数のカラスに追われ、このオオタカ成鳥は去って行きました。
その後、群で飛んできたタシギ。

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地上(草原)から飛び上がった猛禽が複数(オオタカ成鳥と若)と仮定すると、

(1)若は地上で親鳥から食べ物を貰っており、周りにカラスも増えてきた
ので飛び上がった

(2)親鳥が若の狩りに協力するため、自ら囮となってカラスの目を引く
役となり、その後若だけでタシギを襲った(成功したかどうかは不明)

仮説を考えてみましたが、どうでしょう・・・。
因みに↓は、前日家族が同じエリアの対岸で撮影したオオタカの若です。

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この個体は私も複数回見掛けており、私が見る限り狩りは毎回失敗して
います。ただこの秋、オオタカ若を同時に二羽観察しているので、双方
狩りが下手かどうか、今も二羽共この河川敷に居るのかは不明です・・・。

それにしても、コロナ禍となり運動不足解消と鳥見を兼ねて歩き出した場所に
オオタカがこれほどの頻度でやって来るようになるとは思いもしませんでした。
勿論それは、獲物となる鳥類の存在あってこそな訳ですが・・・。

オオタカ親子が去った後、安心したかのように水面を漂うマガモとコガモ。

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イソシギも動き出しました。

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筏の上には、久々のイカルチドリ。何処かに潜んでいたのでしょうね。

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此処では今季初のカンムリカイツブリも姿を見せてくれました。

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ただ、普段は自分達の住処である草原を長時間オオタカに居座られた小鳥達で
姿を見せてくれたのは、カワラヒワのみとなってしまいました。

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次回こそ、日の光の下で小鳥達を観察したいものです。

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コメント 6

風神

ユリカモメの正面顔は、ひょうきんで愛らしいですね。
オオタカの飛翔写真、かっこいいですね。その仮説は、当たらずといえども遠からずではないでしょうか。いえ、的中かな、私もそんな気がして来ました。
by 風神 (2022-12-05 15:35) 

Mitch

親子のオオタカ、小鳥たちにとっては大いなる脅威ですね。
猛禽はかっこいいので歓迎する半面、小鳥たちが隠れてしまうのは
ありがたくないですね。
by Mitch (2022-12-05 17:27) 

mitsu

人生模様w
みたいな感じでしょうか?
野鳥たちも色々と大変です、、、
オオタカ、未だ見ぬ!
未だが多いのですが〜
今期はぜひ会ってみたいものです
by mitsu (2022-12-06 08:28) 

queso

風神様、
ユリカモメの正面顔は何とも言えない愛らしさがありますよね。
対象物が複数となると、どうにもなりません。
若鳥も写せたら良かったのですが、長い様で短い時間なので
なかなか難しいです。
以前、都内の植物園で親離れできない若鳥に困っているかのような
オオタカ成鳥を観察したこともあり、子煩悩な鳥なのかなぁと
思っております。
by queso (2022-12-06 10:25) 

queso

Mitch様、
オオタカが複数で長時間居座れば、小鳥達は隠れてしまいますね。
この鳥は、ハヤブサのように飛翔のテクニックと速さで鳥を
仕留めるというよりは、何処かに潜んでいて突然現れて襲うという
狩りが得意なのかもしれません。

by queso (2022-12-06 10:28) 

queso

mitsu様、
オオタカは1980年代、国内での生息数は400羽程という調査結果が
あり、都市部で見掛けることは殆どない鳥だったようですね。
今では「希少野生動植物」から解除されたとのことで、こうして
身近な河川敷でも見られるようになりました。
きっとmitsu様も近々出会えると思います。^^
by queso (2022-12-06 10:38) 

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