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2013年6月 志賀高原探鳥旅 ~その2~ [旅]

梅雨の晴れ間の志賀高原探鳥旅、その2は「信州大学志賀自然教育園」で
「まが玉の丘」目指しての軽いハイキング。
空模様が怪しくなってきたものの、歩き出してすぐに表れたのはオオルリ。

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いつものように木の天辺故、こうした白黒の写真・・・。でもこの個体はびっくり
するくらい近くに来てくれたのだがアワアワして撮影できなかった(--;)。残念。
気を取り直して歩き出すと、山野草が目を愉しませてくれる。

まずは、ギンリョウソウ。別名ユウレイタケとも言われる、どこか神秘的な植物。
この散策路では数多く目にした。

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久しぶりに見たイワカガミ。

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ピンク色が愛らしい(^^)。

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こちらは白っぽいイワカガミ。↓

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暫く歩くと「たこ松」に到着。岩の上の芽生えたコメツガが大きく成長して根を土に
向かって伸ばしてきたものだとか・・・。大きい!

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こちらは「クロベの巨木」。なんだか森の精霊が現れそうな幻想的な雰囲気・・・。

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「ふたご岩」。益々辺りは仙人が現れそうになって来たと思っていたら、霧の掛かった
木立の中に、ひときわ美しい鳥の鳴き声が響き始めた。

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暗く、ごく小さい霧の粒が舞う中現れたのはルリビタキだった。

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小さな、森の使いが現れたような、そんな錯覚に陥りそうなひととき・・・。

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う~ん、この探勝路は素晴らしい。と、頂上の「まが玉の丘」から「ふたご岩」までぐるりと
周る散策コースを歩いていると、残雪を見つけた。

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空が更に暗くなったと思っていると遂にぽつぽつと雨が降り出し本降りとなってきたので
岩陰に身を隠す。
そんな中もルリビタキは美しい声で鳴き続ける。
やがて雨も止み、鳥達の囀りも一段と大きくなったとき、すぐそばで「ジュウイチ~」という
鳴き声が聞こえだした。
もしや、これがカッコウやホトトギスの仲間で同じように托卵する「ジュウイチ」という
鳥だろうか。この木の何処かで鳴いている・・・というのが分かるほど大きな声なのに
残念ながら最後まで姿を見つけることは出来なかった。

それにしても・・・ここまではっきり「じゅういちっ」と鳴くとはビックリ。思わず12、13と
続けたくなってしまう。

さぁ、ぼちぼち下りますか・・・。
途中、センダイムシクイではない鳴き方をするムシクイに会ったのだが、撮れたのは
後ろ姿のみ。そして今となってはどんな鳴き声だったかも忘れ・・・--;。

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次に向かったのは田ノ原湿原。雨も止み涼しい高原の風が吹く中、ほぼ貸切な
贅沢な時間・・・。

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さわさわと揺れるワタスゲもいい感じだ。

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この日は山菜とりの人達も沢山見かけた。

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さぁ、それではぼちぼち本日の宿に向かいますか。

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(その3へ続く)
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2013年6月 志賀高原探鳥旅 ~その1~ [旅]

梅雨のさなか、気になるのはいつも週末のお天気。
晴れたなら布団も干したいし、タオルやシーツなどをどば~っと洗ってカラッと
乾かしたいものだけれど、それよりもついつい趣味優先で出掛けたのは志賀高原。
冬はスキーで有名なかの地は、この時期野鳥は勿論のこと美しい花々を
愉しめるスポットとしても知られている。

今回は長野駅から出るバスの時間に合わせて普段よりちょっと遅めのスタート。
新幹線「あさま」にて長野駅を下車したらコンビニで昼食を調達。
イソイソとバスに乗り込むと、夫と私の他の乗客は台湾からの観光客と
思われる女性グループのみだった。

もうすぐ到着。ウトウトと私が寝ている間に夫が車窓から撮影した写真がコチラ。

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朝まで降り続いたと思われる雨に洗われた新緑が美しい。(^^)
そしてバスは蓮池に到着。
少々空腹を覚えたのでサンドイッチを食べたらイザ出発。

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今日は蓮池から木戸池まで志賀高原の原生林や湖沼のまわりを歩くコース。
さっそく美しい囀りと共に現れたのはホオジロ。虫を咥えているから営巣中だろうか?

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花々もあちこちで咲いていて目を愉しませてくれた。

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ヤマツツジ。雨の後のせいかその朱色と緑のコントラストが美しかった。

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キスゲ。こちらはまだ咲き始めで、殆どが蕾。7月になるとその眩しい黄色であたりを
埋め尽くす。

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先日裏磐梯で見かけたタニウツギはここでもその可憐な姿を見せてくれた。

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こちらは、ヤマオダマキ。↓

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ハクサンチドリ。↓紫色が魅惑的。

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花だけでなく景色も美しい(^^)。

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「あ、アカゲラ」という夫の声に、「どこどこ?」と聞くと「・・・飛んだ」とひとこと。
残念・・・。因みに↓が、夫の撮影したもの。おおきな幼虫を咥えて巣に戻るところ?

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そこへ聞こえ出したのが「ショウlチュウイッパイ(焼酎一杯) ジ~」という鳴き声。
センダイムシクイだ。
とにかくじっとせずにチョコマカ動き回る野鳥だが、何とかカメラに収めた。

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やはり、虫を食べている。(「ムシクイ」と言われるだけはある・・・?)

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さぁ、ここからは信州大学自然教育園の「まが玉の丘」を目指すため少々上り坂となる。
ちょっと空模様が怪しくなってきたけれど・・・行きますか!
(その2へ続く)
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2013年6月 裏磐梯 探鳥旅 ~その5~ [旅]

2013年6月の梅雨の晴れ間の探鳥旅、「その5」は、二日目の早朝探鳥を終えて
朝食をとってから、再びまた探鳥に出掛けるところからスタート。
この日は朝からくっきりと晴れ渡りじりじりと日差しが照りつけ始めて帽子必携!

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今日もタニウツギは美しく咲いています。(^^)

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元気に鳴いているのはまたもやアオジ。早朝探鳥と同じ場所ではシャワシャワと
大音響で春蝉が鳴き、野鳥の声は全てかき消されて非常に探鳥が困難に・・・。

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それでは、探鳥は諦めて軽いハイキングでもと「早稲沢・デコ平自然ふれあい探勝路」を
歩くことに。首からは重たい超望遠をつけたカメラをぶらぶらと掲げたまま登り道を
歩くと、早くも息が乱れ始める。それでもブナ林の緑と流れる沢の涼やかなコントラストが
心地よい。

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と、そんな沢沿いの濃い緑の中で美しく囀る野鳥の声。

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枝被りが残念なオオルリ。この辺りを縄張りにしているのか、少しずつ動き
周りながら囀る。ようやく葉の合間から見えた姿。

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直射日光が当たると、瑠璃色というより薄紫色の羽も見えて印象が異なる。

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あっ、と思った次の瞬間・・・飛ばれてしまった。

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残念・・・。それでは探勝路終点の布滝を目指しますか。

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爽やかな緑の中を歩くのは本当に気持ちが良いもの♪

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ようやく布滝に到着。思っていたより素晴らしい眺めの中、しばし涼を愉しむ。
ここで冷えた缶ビールでもプシュッとやったら最高だろう。

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もときた道を戻る中、先程のオオルリエリアでは再び美しい鳴き声を耳にした。
更にミソサザイの声も聞こえるものの残念ながら姿は探し出せず・・・。

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ぼちぼちお腹も減ったしお昼にしますか・・・と、車を再び走らせ目についたのは
とある蕎麦店。

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こちらは、「蕎麦古家」さん。古民家の中の座敷で蕎麦を愉しめる店で、蕎麦粉は
全て地のものを使用しているため、1日20食程度しか販売していないようで、
我等の後すぐに店に入ってきた人達は「本日は終了した」と告げられていて
ぎりぎりセーフだった。

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他のお客さんの中には新潟から車を2時間飛ばしてやってきた等と話す常連さんもいて
その蕎麦に期待が高まる。
そして待望の蕎麦がやってきた。

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地ものの粉だけを使った十割蕎麦を、まず出汁ではなく清水にさっとくぐらせて
頂くと、蕎麦の濃厚ながら上品で芳しいりが鼻孔をくすぐる。
そして喉越しも最高。・・・う~ん、これはかなり美味しい蕎麦!
天麩羅も岩魚の他、旬の野菜、更におまんじゅうも揚げてあってボリュームたっぷり。

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美味しい蕎麦湯も飲み干して大満足で店を後にした。
裏磐梯の蕎麦屋は素晴らしい!

最後にもう一度野鳥の森へ出掛けたものの、益々春蝉の大合唱で姿を見せて
くれたのは、やはりアオジのみだった。

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この時期の探鳥は、標高がそこそこ高い探勝路でも早朝(虫除け必携)か夕方が
勝負のようだ。

それでも、たくさんの野鳥に出会い清々しい空気を堪能し、何より美味しい蕎麦を
愉しめたことを感謝しつつ郡山駅に向かった。
また秋にでも、次回こそアオゲラを撮影しに訪れたい。
(2013年6月 裏磐梯 探鳥の旅・おわり)
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2013年6月 裏磐梯 探鳥旅 ~その4~ [旅]

6月の梅雨の晴れ間の裏磐梯。
2日目は4:30起きで早朝の野鳥撮影に出掛ける。
まずは昨日夕方に立ち寄った某所にて撮影開始。と、目の前に大きな野鳥が飛来。
ドラミングの音・・・。アオゲラだ!と、カメラを向けた瞬間、物凄い速度で遥か彼方へ
飛び去ってしまった。
・・・残念。アオゲラ撮影は今までもチャンスはあってもなかなか成功せず・・・。

と、目の前で美しい囀りが聞こえる。早朝の野鳥の鳴き声というのは本当にいいもの。

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昨日も美しく囀っていたアオジ。今回の旅では何度もその姿を見ることができた。

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それにしても早朝は蚊が多い。それも耳元、目元ぎりぎりまでやってきて
養蜂家の方が使用しているような網が必要な程。
手で払っても払っても蚊達は容赦なくやってくる・・・(--;)。
そんな中、目の前の枯木にふわりとやってきたのがゴジュウカラ。

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巣穴を探しているのだろうか?

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野鳥の鳴き声は他にも多種聞こえるのだが、蚊の攻撃にほとほと疲れて
この場は早々に後にして、早朝の中瀬沼展望台から磐梯山をパチリ。

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雪渓の残る磐梯山。朝もまた美しい・・・

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ふと傍の木に大きめの野鳥が飛来。これは・・・と期待してカメラを向けると
ありゃりゃ・・ヒヨドリでした。

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そこから車に乗って再び昨日も訪れた野鳥の森探勝路を歩くことに。
木道を歩き出すとすぐにアカゲラが現れたが、営巣中なのかとにかく動きが速く
撮影は全く出来ず・・・。
それでも昨日と同じ場所にまた顔を出してくれたのがウグイス。

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未だこうして鳴いているということは雌と番になれていないのだろうか・・・。
上手く鳴けているのだからぼちぼち相手が現れてもいいような。

と、少し前の木にヒヨドリ大の鳥がとまった。

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ヒヨドリとは少し違うようだが・・・(↓以下は夫のNikonのコンデジ)

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そう、これはホトトギス。カッコウより小さく頭がふっくら丸い。

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初めてカメラに収めることのできたホトトギス。鳴き声は聞こえるけれど姿の
見えない野鳥だっただけに嬉しい。これも早朝探鳥のお蔭だろうか。
と、目の前にアオジのような野鳥がふわりと飛来。(以下は私の一眼↓)

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目の周りの白いアイリング。これはノジコという野鳥のようだ。

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囀りもアオジと似ていて撮影したときはてっきりアオジだと思っていたものの
自宅でパソコンに落としてじっくり見ると「ノジコ」だと判明。
う~ん、やはりこうした探鳥旅行にはノートパソコンがあると便利だなぁと今更ながら
感じた。(その5へ続く)
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2013年6月 裏磐梯 探鳥旅 ~その3~ [旅]

6月の週末、梅雨の晴れ間に出掛けた裏磐梯旅、その3は初日の宿から。
この日宿泊したのは五色沼から車で5分ほどの池畔にあるペンション「アリスグローブ」さん。

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建物の前には池があり、とても静かな佇まい。

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藤の花も咲いていた。

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本日宿泊する部屋はこちら。
長年連れ添った夫婦にはちょっとラブリー過ぎる設えか。

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ペンション名の「アリス」に関連してか露天風呂もなかなか凝っていた。

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風呂上りに生ビールを呑んだら軽く近所を散歩。
と、アオサギが上空を飛んでいる。

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こちらはトンビ。ちょっと分かり難いものの、魚を捉えたようで脚でがっちりと
掴みながら飛んでいた。

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遠くで囀るのはカッコウ。

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そろそろ夕食の時間、お腹も減ったしダイニングへ向かいましょう(^^)♪
席には前菜が既にサーブされていた。
まずは、魚貝のカルパッチョ。

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酸味がしっかり効いていて美味しい。これはワインが呑みたくなる。
白が欲しいけれど・・・冷えた赤でもいいかな、と頼んだハーフボトルはコチラ↓。

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山形県産の「おぐに」という赤ワインは、酸味・渋みのバランスもなかなかで美味。
他の前菜とのバランスも合う。
こちらは、鶏肉とレタスのサラダ↓。

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鴨肉やスモークサーモンのオードブル↓。

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あっという間にハーフボトルが空となったので別の赤ワインを頼んだが在庫切れとの
事でこちらを頂く。

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その後、スープ、牛フィレ肉、デザートとコースは進む。

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全て完食。お腹いっぱいになり部屋に戻ればまたもや21時には就寝。
明日は早起きをして再び探鳥に出掛けます。(--)zzzz....
(その4へ続く)
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2013年6月 裏磐梯 探鳥旅 ~その2~ [旅]

梅雨の晴れ間、週末の裏磐梯旅~その2~は、お楽しみのランチからスタート。
何処でお昼ご飯を食べようかと車を走らせていると、フト一軒の蕎麦屋が目に入った。

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「五色庵」さんか・・・これはきっと美味しい蕎麦屋に違いない!
と、一軒家の店に足を踏み入れる。

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時間はまだ11:30過ぎとあってお客さんは我々のみ。
店内は清潔感のある洒落た高原の喫茶店といったイメージ。ここで蕎麦というのは
何だが意外な感じ。
夫は鴨せいろを、私は辛味大根の蕎麦を頼む。値段は1,500円となかなか・・・。
と、最初に大根と味噌のつきだしが到着。

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しゃりしゃりとした瑞々しい食感と蕎麦味噌との相性はなかなかだ。
暫し待つと蕎麦が登場。

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上品な色合いの涼しげな蕎麦である。

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辛み大根を出汁に入れ蕎麦をずずっ・・・。う~ん、上品な蕎麦の香りと絶妙な歯応え、
そしてこの喉越し!なかなか美味しい蕎麦だ。
盛り付けの見た目より、かなり量がしっかりあるので大盛りを頼まなくて正解。
「いやぁ~、美味しかったねぇ」と話していると、「天麩羅です」と、山菜の天麩羅が
置かれた。

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「・・・へ?頼んでいないけれど・・・?」
どうやらこれも料金の内らしい。
因みにこちらの天麩羅は、コシアブラと葛の茎(若く柔らかいもの)だとか。

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葛の茎は初めて食べたがなかなか美味しかった。
山菜の天麩羅というのはホント奥が深いなぁと。
その後、コーヒーが運ばれ、蕎麦を揚げシナモンをまぶしたお菓子までついてきた。

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なるほど、これで1,500円ならけして高ッ・・・という価格ではないし、ゆっくりと寛げる
ことも踏まえると妥当な価格と言えるだろう。
何よりお店の方の雰囲気もいいし、会計を済ませ車に乗ると、店員さんがお店から出てきて
お見送りまでしてくれたのには恐縮した。

美味しい昼食に大満足、と向かったのは「裏磐梯野鳥の森探勝路」。
木道には同じ種類と思われる茸があちこちに生えていた。

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ヤマツツジも美しい。

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と、何か土の上でついばんでいるのはアオジ。

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かなり頭上で囀るのはオオルリ。完璧逆光・・・

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青々とした葉の中で囀っていたのはアオジ。

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すぐ近くでウグイスが鳴いている・・・。どこだろう?・・・あ!?

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居ました、ウグイス!

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ホーホケキョ、と澄んだ美しい声が辺りに響く。

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さぁて、ぼちぼち夕刻。今宵の宿へ向かいますか。(^^)
(その3へ続く)

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2013年6月 裏磐梯 探鳥旅 ~その1~ [旅]

入梅したものの、今週末も雨は降らないらしい・・・そんな予報を知ってから
イソイソと何処へ行こうか思案して土曜早朝に出掛けたのは、福島・裏磐梯。
朝4:30起きで上野駅から新幹線に乗り、郡山駅からレンタカーで現地へ向かう。

途中の高速から天辺だけ見えたのは磐梯山↓。

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うーん、天気はイマイチのようだけれど・・・せめて雨だけは降りませんように。
裏磐梯ビジターセンターの駐車場に車を停めると外の空気はちょっとヒンヤリ。
一眼を掲げて歩き出すと、早速春の花々が目を愉しませてくれた。
まずは今回の旅で一番よく目にしたピンク色の愛らしい花、タニウツギ↓。

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ハクサンチドリ。↓

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可憐なベニバナイチヤクソウ↓。

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花も綺麗だけれど、目的の野鳥は・・・あ、木の天辺で鳴いているのは?

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シャッターを押した瞬間に飛んだのはカワラヒワ。近所の荒川でもよく見かける野鳥。
この標高でも居るんだなぁと。
と、新緑が眩しい木立の中で美しい黄色い野鳥を発見。

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嘴に沢山の虫を挟んでいるのはキビタキ。

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営巣中で、雛に餌を運んでいる最中なのだろう。

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間もなくこの個体は木立の奥に消えて行った。
と、頭上に現れたすばしっこい野鳥は?

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こちらはエナガ。鳴き声も姿も何となく冬に見かけるものとはちょっと違うような・・・。
嘴にはこちらも青虫を咥えている。営巣中だろうか。

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毘沙門沼から見た磐梯山。(望遠での撮影なので山のアップとなってしまいました)
雪渓が見える。

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こちらは、ホオノキ。モクレン科だそうな。

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この木の傍で美しい声で囀っていたのはキビタキ↓。後ろ姿も美しい。

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頭上高くにとまっていたのはコサメビタキ。遠い~

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今回の旅では蜻蛉も沢山見ることが出来た。とくにこちらは本当に美しい・・・

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さぁ、ボチボチお腹が空いた。昼食処でも探しますか~(^^)。
<その2へ続く>
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2013年6月 奥日光 ~その2~ [旅]

2013年奥日光日帰り旅、~その2~は小田代方向に向けて戦場ヶ原を抜けた
ところからスタート。
ズミの他に目を愉しませてくれた花と言えばスミレ↓。

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この花は多種多様なので、きちんと名前を知りたいときは花だけでなく
葉っぱや茎の別れ方もしっかり撮影しないと判別が難しい。
シダ植物もまだ柔らかそう・・・↓。

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フト小田代上空を飛ぶ猛禽発見。

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なかなか大きく飛ぶ速度もぴゅーっと速かったので鷲の仲間・・・?とも思ったけれど
帰宅してパソコンで見るとノスリと判明。奥日光では猛禽はノスリを見ることが殆ど。
冬場は中禅寺湖畔で大鷲が見られる事もあるけれど。

小田代の貴婦人は今日も上品に佇む。

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針葉樹林の撮影し難い場所で動き回っていたのはコサメビタキ。

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小さくてちょこまかして目が大きくて・・・まさにザ・小鳥。

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こちらは木の天辺近くにいたゴジュウカラ。着地寸前!

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盛んに縄張りをアピールしているのか元気に囀っていたのはビンズイ↓。

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木の天辺で更にアピール!

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こちらは・・・?↓

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非常に撮り難いところで囀っていたキビタキ。

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もう少し近くに来てくれたらなぁと思っていると、赤沼の入口付近で目の前に
別の個体が現れた。

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太陽が陰ってしまったのが惜しい・・・

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奥日光も夏鳥シーズン真っ最中。週末、あの澄んだ空気を味わいにもう一度
出掛けてみたいものだ。熊除け鈴も忘れずに・・・。

因みに・・・イマイチ美味しいランチにありつけないなぁと思っていた東武日光駅売店で
今回は「おおっ」というものが販売されているのを発見。
それは西日暮里北島商店の「メンチカツサンド」。ご存知水泳の北島選手の実家である
お肉屋さんの惣菜として有名なサンドイッチのようだが、それが何故東武日光駅の
売店で販売されていたかは謎。

とは言え、ビールのお供に最高な食事!この日は二軒ある売店のうちトイレに近い方で
販売していた。トライアルなのか今後も継続販売かは不明なれど、なかなか美味だったので
是非お試しを(^^)♪
(2013年6月 奥日光 おわり)
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2013年6月 奥日光 ~その1~ [旅]

梅雨の晴れ間が嬉しい週末土曜に4時起きで向かったのは、久々の奥日光。
東武日光駅から乗合タクシーにて赤沼を目指す。
(※東武線にて現地へ向かう場合、電車+バスのクーポンを購入する方が
殆どかもしれないが、日帰りでバスに何度も乗らないという人は、駅前で
客引きをしている乗合タクシーの方がバスより到着が速く断然お薦め。
因みに料金はバスと同額)

到着した赤沼には早くも大砲を抱えたカメラマンの方々の姿が・・・。
それでは我々もと戦場ヶ原を目指す。
この時期の奥日光と言えば、ズミの花・・・。美しいです。

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現れたのはニュウナイスズメ。

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忙しく動き回るゴジュウカラ。なかなかその姿を捉えられず、シャッターを押し続け
撮れたのが意外な一枚↓。

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虫を嘴が捉えている姿が何となく分かるでしょうか・・・^^;。
こんな大きな虫も食べてしまうとは意外。

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ふわりと飛んできたのはコサメビタキ。桜の枝が邪魔しているのが残念。

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ホオアカ。すぐ隣の枝のてっぺんにはノビタキがとまっていた。

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木道のすぐ傍で大きくクリアな声で「カッコー、カッコー」と鳴く声が不意に聞こえる。
この近くだと背をかがめてみると・・・。

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居ました、カッコウ!

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この日はこの個体以外にも、とにかく沢山のカッコウの囀りを聞いた。

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囀りと言えばカッコウに負けていなかったのがシジュウカラ。

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ワタスゲも戦場ヶ原にチラホラお目みえ。

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土筆も沢山・・・

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ノビタキが視線をくれました。

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嗚呼、120-400ではキツイ!もう少し望遠が効いたらなぁ・・・。
因みに今夫が使っているコンデジがニコンの超望遠が効くタイプ。
軽い上にくっきり遠くまで写るその性能は、手持ちで一眼を持ち歩く私から
すれば羨ましいの一言!
勿論、一眼には一眼の良さがある訳ですが・・・
年と共にレンズの重さが肩にズシリと掛かり、疲労となって現れる今日この頃。

↓は、夫撮影の戦場ヶ原風景写真。

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6月とは思えない、乾いた涼風が駆け抜けていった朝でした・・・。
(その2へ続く)
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2013年3月 八重山の旅 ~その10~(最終章) [旅]

2013年3月八重山の旅、5日目の朝はどんよりと曇った空で迎えた。
天気予報は絶望的な雨なれど、今は降っていないし・・・行ってみようよ、竹富島へ。
ということで、石垣港で高速船に乗船。

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ここから10分という短さで竹富島へ到着する。空は相変わらずだけど、ちょっと
明るくなってきたような・・・。

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竹富港へ到着すると、船着き場には「レンタサイクル」、「水牛車」と立て看板があり
その横に数台のバンがとまっている。水牛車は魅力的なれど、今回は自転車にて
島を周ることに。どうか、途中で雨が降りませんように・・・
自転車をレンタルして向かったのは、白い砂浜と美しく遠浅な海が続くことで有名な
コンドイ浜。

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曇り空でもその白さが分かる。

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ちょっと日がさしてきて辺りは白く浮かび上がった。後ろでは若い女子グループの
歓声が聞こえる。

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その後もサイクリングは続く。竹富島集落は、国の重要伝統的建造物群保存地区に
選定されていて、昔からの景観や文化がしっかりと残っている。
よって、お洒落なTシャツや小物を販売している土産店もこんな佇まい。

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学校も華やかだ。

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気付けば空は晴れ渡り、自転車で2時間程度走っただけなのに、腕は真っ赤に。
空気がきれいなだけにダイレクトに日差しが届く・・・
顔だけは日焼け止めを塗っていたのだけれど・・・。

諦めかけていた竹富島観光もできて良かった良かったと再び石垣島へ戻ると、
何と石垣港の周りは雨天。南の島の天候は本当に分からない。
ということで、まずは昼食をと港傍の店で八重山そばを摂る事に。

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前日の方が美味しかったかな・・・?等と夫と言い合いながら店を出ると、雨は
小降りとなってきた。これならまだ探鳥できるかも!!と、飽きもせず再び車を
走らせると、漁協の傍に四駆を停めて望遠レンズで何かを撮影している男性を発見。
何がいるんだろうか?我々も慌てて車を降りてその方向を見ると・・・

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クロサギだ。盛んに餌を探しているようだが、失敗も多いのか海藻のかたまりを
次の瞬間吐き出した。

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次はゴミを咥えている・・・。掃除屋さん・・・?

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長い首をのばして一気にダ~イブ!!

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あれ・・・?何もとれていない・・・?あれれ・・・?

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暫く狩りの様子を愉しませてくれたクロサギだった。
そうこうするのうちに石垣も太陽が覗き、ピーカンな天気となってきた。・・・天気予報は・・・?
先程のクロサギ場からすぐの田園地帯で見かけたのは、シロハラクイナ。

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動きもゆっくりしていてなんとも愛らしい鳥だ。

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しかし、このシロハラクイナは石垣でも、最も交通事故にあうケースの多い
野鳥だという。確かにこの後も道路を横切る姿を何度も見掛けたし、残念なことだが
轢死したと思われる一羽も道に横たわっていた。

その後、姿を現してくれたのはシマアカモズ。

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そして、なかなか見ることができなかったシギ類。ようやく田んぼからその姿を
見せてくれたのは、コアオアシシギ・・・?

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ぼちぼち空港に向かう時間となり、我々の愉しかった八重山探鳥もお開きに。
と、車を走らせていると目の前をコウライキジが横切った。

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ひゃ~、スピードを出していないで良かった。実はこの雉も、昨日道路で事故に
あったのか、動かなくなっている個体を見掛けていた。

自然豊かな八重山。石垣に新空港が出来た今、益々多くの人達が訪れ、多くの人が
車を運転すれば、それだけ事故にあう鳥や動物は増えていくのかもしれない。
自然と観光と生活と・・・そのバランスをどう保つのか。難しい課題だ。

そして、害鳥と言われている孔雀だけでなくこの石垣島で今問題となっているのが
グリーンイグアナ。誰かが放してしまったものが繁殖してしまい、
畑で1メートル50センチもの個体が発見されたり、砂場で卵が見つかったりということも
実際に起きているそうだ。

多くの観光客で賑わう新空港へ到着し、まずは「運転お疲れ様」と夫と乾杯。
(運転は全て彼担当でした。有難う!)
肴は烏賊ゲソ揚げと、

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蛸キムチ。旨いッ!

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そして、こちらの地魚で握った鮨も堪能。

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撮影失敗で「なんじゃこりゃ・・・?」な一枚となってしまったシャコ貝の握り。↓

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これがまた、磯の香りいっぱいで何とも美味だった。嗚呼、貝類を食べられるように
なって良かったなぁとしみじみ。(貝類は、数年前迄浅利と蜆と蛤しか食べられなかった)

やがて、羽田行のアナウンスが流れ機内へ向かう。
沢山の野鳥に出会えた喜びと感動を噛み締めつつ、離陸した機内で眠りに落ちたのは
すぐの事だった。(2013年3月 八重山の旅・おわり)
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