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2023年7月初旬の公園探鳥 [探鳥]

先週日曜にツミの居る公園へ出掛けたところ、幼鳥の姿が2羽しか見られません。
毎日見守っている方に聞くと、2羽はオナガに攻撃され命を落としたとのこと
でした。それも、1番目・2番目に孵った幼鳥達が襲われたそうです。

ツミがオナガの雛を襲うことはあっても、まさかオナガが巣から出てきた幼鳥を
攻撃するなんて。
その時いつも巣を見張っている雌は何処に居たのでしょうか・・・。

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この日も雄が残った2羽の幼鳥の為に食べ物を運んで来ました。

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雌が受け取ります。

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幼鳥がやって来ました。この子は3番目の子かと思われます。

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以前のように母親が幼鳥の嘴に獲物をちぎって与えるのではなく、幼鳥の方から
嘴を近づけていきます。

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まだお腹が空いているというアピールでしょうか。

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幼鳥が自ら獲物に近付きます。

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この子も、随分逞しくなってきましたね。

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横に並ぶと、雌との大きさの差が分かります。

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食事が終わり、休憩時間に入りました。

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そして、この子が飛び出した時に事件は起こりました。

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巣から少し離れた木にとまった途端、複数のオナガが激しく鳴きながら一瞬で
集まって来て、幼鳥への威嚇が始まり、傍に居た母親も幼鳥の後を追いますが、
なんと母親が追尾したのはオナガではなく鳩。そして、そのまま戻って来ません。

邪魔な親鳥がいなくなったことで、オナガ達はツミ幼鳥を目掛け、次から次と
体当たりを始めました。まだ上手く飛べない幼鳥は、なす術もなく、枝の上に
じっとするばかり。

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オナガは飛翔能力の高い鳥ですし、嘴も立派な武器になるでしょう。複数の成鳥から
次々と長時間攻撃を受ければ、まだ上手く飛べないツミ幼鳥は致命傷を負うことも
十分あり得ます。
親鳥も戻ってこないし、このままでは3番目の子も命を落としてしまうのでは・・と
思ったとき、何とかバタバタと巣のある木に戻って行きました。

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当初オナガにツミ幼鳥が襲われるなんて半信半疑でしたが、実際に目の当たり
にすると、ただただ驚きでした。

4番目の子は巣のすぐ近くの枝にとまっています。

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あれから1週間。今日も同じ公園へ出掛けると、この2羽は巣立って元気に
飛び回っていました。オナガが近くにとまって再び威嚇してきましたが、
既に飛翔能力はオナガを上回っており、一安心。

間もなく、このツミファミリーは公園から旅立って行きそうです。

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