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2013年10月 粟島探鳥旅 ~その5~ [旅]

2013年10月の粟島探鳥旅、3日目は穏やかな晴天で幕を開けた。

とそこへ、粟島汽船より「今朝は7時にフェリーが出航します」と全島放送が入る。
昨日は全便欠航で足止めされてしまった人も多いのだろう。

さて我々も早速、食事の前に探鳥に出掛けねばッ。
鼻息荒く向かったのは、小学校裏手の畑。今日も野鳥撮影の方々の姿がちらほら。
まず現れたのは、ノビタキ。

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昨日よりもその数が増えたように思えるのは気のせいだろうか。

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畑にはキセキレイの姿も。

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そして、カシラダカもすぐ真上にとまってくれた。

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美しい声で囀りながら電線にとまったのはイソヒヨドリの雄↓。

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こちらは雌↓。なんだか、雄より凄みがあるような・・・

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風がやんだせいなのか、海が穏やかになったせいなのか・・・
今朝は今までより断然鳥の数が多い。まだまだ撮影していたいけれど、残念ながら
ここで朝食の時間。

宿に戻れば、朝食がスタンバイ。

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朝から美しいアオリイカが並び思わずニッコリ。
甘く、爽やかな美味しさと独特な歯応えが秀逸な烏賊につられてご飯も進む。

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そこに現れたのが、注文しておいた粟島名物「わっぱ煮」。

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「わっぱ」と呼ばれる器に、予め焼いた季節の魚と湯を注ぎ、焼石を入れて
自家製味噌で仕上げたもので、魚の出汁がよく出て秀逸な美味しさ。

もともとは漁師さんが島のあちこちで見かける湧水を使って漁の合間に作って
食べていたものだとか。

ボリュームたっぷりの「わっぱ煮」、食べ進むと石がごろりと登場。

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ふぅぅ~、かなり満腹になった。
これはしっかり歩いて探鳥を愉しまなくては!

昨日の島1周ウォーキングで足は筋肉痛なれど、穏やかな潮風を受けつつ
歩くのは心地よい。
港には、魚を見付けたのかカモメの幼鳥達が先を争っていた。

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地元の女性達は海藻を収獲。

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今朝も鳶は沢山飛んでいる。

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海はどこまでも穏やかで、今日帰る身としてはホッ・・・。
さすがにこの波なら船酔いはしないだろう。

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道路では、虫をとるハクセキレイの姿。身体が柔らかい・・・。
ワタシならこんな恰好をしたらグキッとムチウチになりそう。

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と、上空を飛ぶのは猛禽・・・?
その物凄く速いスピードを踏まえると、もしかするとハヤブサだろうか。

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明らかに昨日までとは違う鳥達の出現にワクワクしつつ、探鳥時間もあと
残りわずかとなってしまった。
あと数時間、鳥との出会いを愉しもう。
(その6へ続く)

2013年10月 粟島探鳥旅 ~その4~ [旅]

粟島探鳥旅、2日目の昼食後に目の前にヒラリと現れたのが、この野鳥。

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「カシラダカ、いやホオアカかな・・・?でも、何処か違うような・・・」

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と、夫が「コホオアカかも・・・」と呟く。

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初めて見る「コホオアカ」。
至近距離の枝にとまってくれて様々なポーズをとってくれた。

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正面から見ると、何だかコミカルで可愛い。(^^)

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いやぁ~、ようやく念願の此処ならではの野鳥に会えたと夫と上機嫌で
再び島歩きをスタート。沢山歩いて疲れてきているはずだが、足取りは昼前より
遥かに軽いのは「コホオアカ」との出会いがあったからだろうか。

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海沿いの景色も、心なし先程よりも輝いて見えるような・・・。

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とは言え、計23キロもの行程で起伏もそれなりにあり、アスファルトということで
流石にだんだんと脚は重たくなってくる。

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ようやく昨日歩いた島北側の展望台付近までやって来た。
あと少し・・・と思った矢先、目の前を小さな鳥が横切り、茂みの手前でとまった。

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おお、これはミヤマホオジロ!
夕方に差し掛かり、やや暗い中での撮影となったが何とかカメラに収めた。

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初日よりはかなり上出来な探鳥結果にちょっと満足。
フト見上げると既にお月様、結構遅くなってしまった。

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携帯には宿から「今、どの辺りを歩いていますか~」と、留守録音が入っており
慌ててもうすぐ戻る旨連絡を入れた。

最後に港で現れたのはイソヒヨドリの雌。

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当初は漁火温泉に寄って帰ろう・・・と思っていたものの、億劫になり断念。
宿に戻ってお風呂を頂き、今宵の晩餐へ・・・。

今日も美味しそうな魚料理が沢山並んでいる。

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お刺身は鰤と甘海老。

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メカブ。シャキシャキっとして美味(^^)♪

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ハムの和え物。久々にお肉を食べたような・・・。

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焼き魚は鯛。

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サザエが酒を呼ぶ・・・。

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こちらの揚げ物は烏賊。

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烏賊とじゃが芋の煮物。粟島ではじゃが芋が沢山作られており、磯でとれる
蛸と煮込む郷土料理も有名。

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お酒は、こちら↓。ふたりでほぼ1本呑んでしまい、今日はまたまた21時前に
バタンキュー。

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さぁ、3日目はどんな野鳥との遭遇が!?
(その5へ続く)

2013年10月 粟島探鳥旅 ~その3~ [旅]

2013年10月の粟島旅、2日目は未明の雨音で目を覚ました。
早朝から探鳥予定だったのでガクッときたものの、通り雨のようですぐに止み、
明るくなってきた6時過ぎにカメラを持って外に出掛けた。

すると、宿の前の公園でヒッヒッ、という野鳥の地鳴きが聞こえる。
垣根の下に何やら動いているなと思ったら、フワリと木の枝にとまった。

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おお、ジョウビタキ!
東京都心でも冬になると見られる野鳥だが、この時期はやはり渡りの途中
なのだなぁと、この島が渡り鳥の休憩所であることを実感した。
これを皮切りに今日は沢山の野鳥と出会える事を祈ろう。
ちょうど海には朝日が昇る。

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やはり、空気が綺麗なところの光線は美しいもの・・・。
ぷらぷらと海沿いを歩いていると、野馬公園付近に到着。

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すぐ横には山羊の姿も。

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朝食まで時間が迫っていたので、町の中を散歩しつつ戻ると「風の三郎様」と
言われる祠にたどり着く。

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大風が吹くと、島の方々は船の安全を祈りに此処に来られるそうな。
昨日は辛い船酔いを経験したが、船が無事に着いたのは誰かが此処で
祈ってくれたからかもしれない。

宿への帰り道、カリカリと何か音が聞こえるなと其方の方向を見ると・・・

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黒猫が民家の柱で爪を研いでいた。漁業が盛んな町には猫はつきものだが
この猫は、何だか魔女の宅急便の黒猫ジジによく似ているように思えた。

さぁて、お腹も空いた。宿に帰れば朝食が並んでいる。

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今朝の焼き魚は好物のアマダイ。ほっくりとした上品な身が美味だった。

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さぁ、食事を終えたら今日の探鳥へ出掛けますか。

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港には、昨日到着したフェリーと高速船が停泊している。今日は沖の波が高く
粟島汽船は既に全便欠航を決めたそうで、今日も宿は貸切となった。

天気は最高に良いのだが、波はすぐには凪いではくれないようだ。

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まずこの日探鳥に向かったのは、小学校裏手の畑。
他にも、カメラやスコープを掲げた人の姿を数人見かけるが、皆さん一様に
「なかなか鳥がいませんね」と応える。
うーん、やはり秋の離島での探鳥は難しいのだろうか・・・。

それでも、ノビタキは数羽ほど姿を現してくれた。

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今日は島を一周しつつ探鳥というプランなので、あまり一箇所にとどまっても
いられない、と畑を後にして歩き出すと海沿いに馬の親子の姿が・・・。

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こちらは調教中だろうか。

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粟島ではかつて、野生馬が生息していたという。源義経が奥州へ落ち延びる
途中に解き放した馬が泳ぎ渡ったという伝説もあり、明治時代までは60頭程が
生息していたとか。
現在の馬は、2011年にやってきて乗馬など馬とふれあえる体験コースもあり
観光客に人気のようだ。

因みに粟島は観光客の車の持ち込みは禁止。島内はレンタサイクルか徒歩、
もしくは宿で借りた車で移動する。
かなり起伏のある道もあるので、自転車はキツイかなと今日は徒歩を選んだ。
でも、23キロ・・・。結構きつそう。

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今日も海で見かけるのはウミネコばかり・・・。

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景色は絶景なれど・・・。

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と、行く先に現れたのは昨日同様キセキレイ。何か丸い実を咥えている。

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坂を大分上ってきた。遠くに霞むのは新潟県~山形県の海岸線。

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島の絶景ポイントである「八幡鼻」も、もうすぐ。なかなか階段がきつく
明日の筋肉痛は容易に想像できる・・・。

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上って下りて上って・・・というコース。

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確かに絶景だけど、重いカメラを提げていることもあり、かなり息が切れた。

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此処から、西海岸の釜谷地区まで下ると昨日昼食をとった店で出会った男性に
偶然再会した。
「やはり、秋はあまり野鳥は少ないでしょう。春は鳥類研究所の方もお見えに
なるんですが・・・」
という話を聞き、そうかぁ~・・・と少々意気消沈。

取り敢えず、宿で作ってもらったおにぎりを食べようと、東屋で暫し休息することに。
目の前の海は波が荒く、釣り客の姿もなし。

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「さぁて、午後も頑張って歩きますか~」
もはや探鳥に来たのか、ウォーキングに来たのか目的が怪しくなってきて
しまったなぁと思った矢先、何かがヒラリと道路から木の枝に乗った。

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(その4へ続く)

2013年10月 粟島探鳥旅 ~その2~ [旅]

2013年秋の粟島の旅、初日の午後に北側の展望台からの帰り道にようやく
キセキレイに出会った後は、藪でカシラダカらしい影は見るものの、カメラに
収める事は出来ず・・・。

う~ん、残念。海上の風が強すぎて、鳥達も渡ってこれないのか、それとも
藪に隠れたまま出てきてくれないのか・・・。
と、夕方になり暗くなりかけた海上に一羽の黒っぽい大型の鳥が飛んだ。

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もしや、これはオオミズナギドリではないか!?

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思わずカメラを構えて何枚も写真を撮ったが、後になってこれはウミネコの
幼鳥と判別・・・。

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粟島はオオミズナギドリの繁殖地としても知られているが、なかなかそう簡単には
出会えないものなのか・・・。

遠くではウミネコ達が集まり、盛んに海面で何かを獲っている。

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何だろうと思っていると、やがてその集まりはすぐ傍までやって来た。
そうこうするうちに鳶までもが海面すれすれに降りて何かを獲ろうとしている。
よく見ると、イカナゴのような小魚が集団で跳ねているのが分かった。

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時化で小魚達が水面まで大量に上がってしまったのか、ウミネコ達には
絶好の機会。

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こちらの写真↓では、左下に小魚が跳ねている。

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ウミネコ達の食事風景を見ていたら、我々もお腹が空いてきた。

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今日は残念な結果となったけれど、早朝から動ける明日に期待するとしよう!
宿に戻り、お風呂を頂いた後は、お待ちかねの夕食♪
因みに今回宿泊したのは、内浦郵便局隣の「じんきち」さん。
この日の宿泊客は我々のみということで、離れの宿泊棟のお風呂もトイレも
独占という贅沢な環境だった。

別棟の食事処では、美味しそうな夕食がスタンバイ。

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鰤とヒラメのお刺身。

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こう旨い肴が登場するなら勿論忘れずにこちらも・・・。

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さらりとした粟島の日本酒。料理にも合わせやすくついついピッチも早くなる。
煮魚はアイナメ。

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ふっくらと焼き魚も美味。皮目もたまりません~

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ヒラメのフライ。

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その他、酢の物や胡麻和え、おばあちゃんの畑でとれた枝豆など、野菜料理も
あってお腹いっぱい。
最後に登場した味噌汁には、高級魚のキジハタが・・・。

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味噌はおばあちゃんの手作りだそうで、とても美味。キジハタの上品な身も最高!
流石にご飯は入らずでギブアップ。
お腹をさすりながら宿泊棟へ戻り、あっという間にバタンキュー。
明日は多くの野鳥に出会えますように・・・(- -)zzz。
(その3へ続く)

2013年10月 粟島探鳥旅 ~その1~ [旅]

10月半ばの三連休、どうやらお天気も良いみたい・・と何処か探鳥旅へ出掛けようと
夫と計画していたものの、那須や奥日光等は紅葉も見頃で大混雑も予想される事から
少し足を延ばして、バードウォッチングの島としても有名な新潟県の粟島を旅した。

が、何故か新潟や山形、秋田といった日本海側のみ曇り~雨という不吉な予報に。
更に予約した宿からは、海が時化て船が欠航する恐れも大だと連絡を頂いた。

とは言え既に新幹線の切符もとってしまったし、これは船が出ると賭けて行こう!
と、朝イチの新幹線で一路新潟へ向かい、そこから羽越線「いなほ1号」で村上へ。

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其処から粟島汽船に船が出るかと聞いたところ、10:30のフェリーのみ出航を
決めたとの事だった。島へ渡る唯一の手段だけに、これは幸運。
早速タクシーで岩船港へ向かうと、釣り客と思われる方々で待合所は賑わっていた。

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本日乗るのはこちらのフェリー。時化の為、高速船は欠航となり、島に渡るのは
今日はこの一便のみとなる。

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いよいよ乗船。
船内にはこんな↓自販機もあり、購入を悩むが船酔いを恐れ断念。

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こちらは2等の客室。左端の青いエチケット袋に一抹の不安が・・・。

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早速屋外へ出てみると・・・、うねうねと時化る波が見える・・・。
大丈夫だろうか・・・。

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いよいよ出航。あやしげな空模様、そして高い波が容赦なく船を襲い、遊園地の
遊具バイキングに1時間半乗っている状態が続いた・・・。

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海の写真は全て夫撮影。私はと言えば、最初は持ちこたえていたものの、元気に
動き回っていた親子連れの子供たちがだんだんと静かになり、「うぅぅ、気持ち悪い」
と言い出した頃には、私も完全に酔いがピークとなり、トイレに駆け込み30分そのまま・・・。

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久しぶりに辛い船酔いを経験したが、船は無事粟島へ到着。
航路途中から日差しも届き、心配していた雨もなさそうだ。

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港へは予約した民宿の方が迎えに来てくれていた。
私の顔面蒼白でヨロヨロした足取りに「布団も敷いてありますし、少し横になって
下さいね」というお言葉・・・。有難く、部屋にて暫し休息を・・・。

夫も、「あの揺れはキツかったねー」とは言うものの、「腹減った、メシ食おう」との
要望があり、私も何かお腹に入れねば、そ、そして、折角探鳥に来たのだからと
スックと起き上がり、昼食へ向かうことに。

此処で粟島について、ちょっと説明を・・・。

新潟県の北西部にある離島「粟島」は、周囲23キロの小島で人口は350人程。
漁業が盛んで、鯛やアオリイカ目当ての釣り客も多く、スキューバダイビング、
バードウォッチングのメッカとしても知られている。
アクセス方法は、村上の岩船港からの船舶。春~秋は、1日4便の船が運航。
(フェリーで1時間半、高速船で50分の距離)

佐渡島へは出掛けた事はあるものの、実は私もこの島を知ったのも今回の旅行が
きっかけ。

日本海側の離島、飛島や舳倉島同様に春・秋の渡り鳥シーズンになると
思わぬ珍鳥に出会えるという事で、早速重たいレンズをつけた一眼を持ち
昼食&探鳥へ出掛けた。

因みに島では、粟島汽船の船舶が到着する港、内浦と西海岸の釜谷に集落があり
双方合わせて34軒程の旅館・民宿、数軒の食堂がある。
この日は、内浦地区の「食事処 善三郎」さんへ。

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中に入ると、釣り客と思われる方々が食事をしていた。
大きなカメラを持っていたので「バードウォッチングですか」とすぐに分かったようで
やはり、春に比べて秋は野鳥の数が少ない事、今の時期はアオジを見られる等を
教えて貰った。

そうこうするうちに注文した「麦きりうどん」が登場。

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因みに「麦きりうどん」とは庄内地方の名物で、こちらの女将さんが其方の出身との
ことで店で出しているとの事だった。
初めて頂いたが、コシがあって実に美味しい。
「これと和えて食べると美味しいですよ」と出して頂いたのは、粟島でとれた海藻
「ギンバソウ」。

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生姜醤油とつるるっとすすると粘りとシャキシャキとした歯応えがあって何とも美味。
こちらをうどんの汁に入れて、ずずっとすすれば磯の香りと、うどんの歯応えが
絶妙で秀逸な美味しさだった。
因みに夫はビビンバをオーダーし、ギンバソウの味噌汁がついてきた。
こちらも香り豊かで後をひく美味しさ。
残念ながら、「ギンバソウ」は土産店には並んでいなかった。

店の傍の公園に居たのはハクセキレイ。この島でよくみた野鳥のひとつ。

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それでは島の北側の展望台めざし軽いウォーキングと探鳥を愉しみますか、
と、食事も終えて体調も回復してきたので、いよいよ歩くことに。

歩き出してすぐに現れたのは「漁火温泉 おと姫の湯」。

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ゆっくりと風呂につかり、沖に浮かぶ漁火を眺めてその後地の魚と地酒で乾杯・・・
堪えられないだろうなぁ・・・等と思いながら歩く。(船酔いは何処へやら・・・)

見えてきたのは旗崎にある岩。

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だんだんと青空ものぞき、爽やかな潮風を感じつつ歩くのに最適な日和となった。
花や虫を撮影しつつ、ウォーキングを愉しむが、肝心の野鳥の姿が見えない・・・。

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アカタテハ↓。

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うーん、風が強すぎて鳥達は渡って来られないのか・・・。
秋だし分散して渡るから多くは見られないと分かっていたものの・・・。

やがて、島の北端の展望台へ到着。
まだまだ海は白波がたっている。

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それでも絶景。

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そして帰り道、道端にようやく見つけたのはキセキレイ。

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これをきっかけに沢山の野鳥に出会えることを期待しよう。
(その2へ続く)

2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ~その11~ [旅]

2013年初秋の北海道旅、最終章は台風一過の帯広の千代田堰堤から。

到着した十勝川は、昨日の豪雨で水嵩を増し、一帯は立入禁止となり「ととろーど」も
本日は急遽休館となっていました。
アイサや鴨類、そしてオジロワシ達が居た浅瀬は既に無く、増水した濁った水が
ごうごうと流れているだけ・・・。

台風が去って晴れれば探鳥楽勝というほど、事は単純ではなく自然災害が残した
爪痕を前に暫し茫然としてしまいました。

「これじゃあ、ここで探鳥は無理だね・・・」と言いかけた時、豪雨で広場に現れた
大きな水たまりに何か動いているのを見掛けました。

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その一羽は・・・

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アオアシシギです。浅瀬で餌を探す事が出来なくなったので、急遽こうして出来た
期間限定の水たまりで餌取りに夢中になっている模様。

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ターゲットは大きなミミズ。が、すぐにスルリと逃げられてしまいます。

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それでも最後は何とか上手に呑み込んでいました。
浅瀬がダメなら、また別の場所で野鳥達はちゃんと生活しているのですね。

ということで、他にも別の場所で昨日見た鳥達を見られるかもしれない!という
期待を持って(夫が)車を走らせました。

暫く土手沿いを走ると、肌色の何かが見えてきます。

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こちらは、放牧されている豚。こんなにのびのびと育った豚は、さぞかし美味しい
お肉になるのでしょうね~。

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と、増水した川の横の小さな堰のようなところにアオサギがいます。

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「こういうところに野鳥達は結構集まってくるんだけど」と夫が言うので更にその先を
よくよく目を凝らして見てみると・・・。

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この大きな、尾羽の白い鳥は・・・オジロワシです!
こちらも千代田堰堤で浅瀬で見かけたものが増水で狩りの場所を変えたのでしょうか。
何か盛んに食べています。

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こちらに気付いたのか、一羽が飛んでしまいました。

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もう一羽は、カラスがやってきても気にすることなく食べています。

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が、流石に鳶が二羽降り立つと警戒を始めました。
鳶との大きさを比べると、その違いがよく分かりますよね・・・。

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浅瀬はなくなっていたけれど、「増水した川での野鳥の生活」を観察できたのは
大きな収穫でした。
その後、台風の高波を避ける為に、沖から海鳥達が岸壁にやってきているかもしれない
という期待から、十勝港へ車を走らせます。

途中出会ったのは仔馬。大人たちの間ですっかり安心して寝ていました。

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この日のランチは、幕別町の「道の駅 忠類」内に設置されたパン工房パオパオさんの
ハンバーガーとユリ根コロッケ。

ボリューム満点のハンバーガーはなかなか美味でした。

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そして、忠類名産のユリ根を使ったコロッケはホクホクして秀逸!

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因みに道の駅・忠類には温泉も併設されています。その名も「ナウマン温泉」。
この傍でナウマン象の化石が発見されたことから、その名がつき、敷地内には
ナウマン象記念館もありますが、残念ながら連休明けでこの日は休館日でした。

ということでお腹いっぱいになり、車を走らせようやく十勝港へ到着しました。

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ただ、見られる海鳥はオオセグロカモメと鵜ばかり・・・。
幼鳥の可愛い姿はありましたが・・・。

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こちらは十勝漁港のイカ釣り漁船。

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台風一過で、鵜もノンビリ羽を日光浴。遠くでのんびり釣りをする人の姿も・・・。

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うーん、海は残念でしたが海沿いをもう少し走ってみましょうか・・・。
ということで、向かったのは「生花苗沼(オイカマナイトウ)」。
渡り鳥をはじめ、多くの水鳥の飛来で知られている沼ですが、観光客が大挙して
訪れる・・・ということは少ないようです。

野鳥の観察小屋もありましたが、この日はとても静か・・・。
それではと沼の方へ出てみると、それはそれは美しい景色が広がっていました。

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私達以外誰も居らずの貸切状態。そして・・・ここでもタンチョウに出会いました。

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二羽で寛ぐ様は、やはり美しいですね。

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のんびりとここでピクニックなどもいいでしょうね。

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と、遠くにオジロワシが飛ぶ姿を見掛けました。鴨類も一斉に飛び立つなど満足する
写真は撮れませんでしたが、ここが野鳥の宝庫だということは分かりました。

その後、帯広空港方面に車を走りながら田園の野鳥を探しましたが、なかなかこちらも
満足のいくものが撮れず・・・
ようやくおっ・・・と車をとめて撮影したのが、こちら↓。・・・鳶です。

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だんだんと陽も傾きはじめ、最後にアカゲラがその姿を見せてくれました。
急遽1日増えた北海道の探鳥旅もぼちぼち終わりが近づきます。

空港に到着し、館内にある飲食店でお疲れ様でしたの乾杯!

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ツマミもありますが、十勝ワインが小売価格の3倍近い価格での販売というのが
少々残念・・・。

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〆は蕎麦。

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台風に悩まされつつも、探鳥と温泉と美味しいものを満喫した初秋の北海道旅。
22時過ぎに羽田に降り立つと、東京の空気も既に秋を感じるものとなっていました。

今頃あのシマフクロウの幼鳥は、芽登温泉のいつもの木でボボッ、ボボッと闇の中
母親に餌をねだっているかもしれません。
(2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅・おわり)

2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ~その10~ [旅]

長らくお付き合い頂いております2013年初秋の北海道旅、あともう少しで
最終章となりますので、今しばらくお付き合い下さい。

いよいよ始まった「ばんえい競馬」のレース。風雨激しい中の攻防となりました。

因みに「ばんえい競馬」とは、鉄ソリを馬に曳かせ、全長200メートル、途中2箇所の
障害(坂)のある直線コースで競うレースで、開拓時代に活躍した農耕馬で、農民達が
お祭り競馬として愉しんでいたものをシステム化したものだそうです。

実際に近くで見る農耕馬は、とても大きくて迫力があり、ソリを曳くレースも
ダイナミックで、ついつい引きこまれてしまいました。

スタートしたレースでは、馬達は第一関門はクリア。

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3番が飛び出しました。

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次なる障害(坂)はかなり高く、鉄ソリを曳くにはかなりのスタミナが必要そうです。

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さぁ、いよいよクライマックス。ここがふんばり所です。

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これで、3番の勝利は確実でしょう。
見ているうちに、こちらまですっかり熱くなってしまい、ついつい次のレースでは
生涯初の馬券を購入してしまいました。(ビギナーズラックなしという結果・・・)

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「ばんえい競馬」は、レース終了後が大変です。
係員がすぐに競馬場の土をならしにやってきました。
あれだけの重さのものが移動するのですから、この作業は毎回必至、
骨の折れる作業ですね・・・。

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さてさて、すっかり競馬で熱くなりましたが、本日東京に帰れるのか、羽田便が飛ぶか
どうかは未だ天候調査中で、風雨は益々強まるばかり・・・。
台風一過で明日の晴天は保障されています。
さぁ、どうする・・・。

ということで、今宵の便は飛ばないと見込んでキャンセル。明日は太陽の下探鳥をして
明日最終便で帰ろうという結論に。
そうと決まったら早速帯広市内のホテルを予約し、チェックイン。
やれやれと寛いだら、今宵の夕食に向かいます。

競馬を見て熱くなったせいか、焼肉「南大門」さんへ。
あまちゃんの「GMT47」の曲が流れる店内でオーダーしたのは「贅沢盛り」。

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・・・ふたりでこんなに食べられるのか・・・という心配を他所に地元産の
お肉は、赤身中心の美味なる牛肉で東京の焼肉店で食べる肉ほど胃にもたれません。

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お酒は地元の麦焼酎。夫と結局1本空けてしまいました・・・(呑み過ぎ)。

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ホルモンも旨い・・・

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最後にユッケジャンまで食べたようですが、これは後で写真を見て初めて
「食べたんだ・・」と知りました・・・。(^^;)

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それでも一応お店の写真は撮っていたようです・・・。

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すっかり長旅となり、私も疲れも出てきたのでしょうか(運転したのは全て夫ですが)。
この日はあっという間に寝てしまったらしく、気付いたら翌日の朝になり、素晴らしい
青空が広がっていました。
さぁ、こうしてはいられません。早速、待望の青空の下での探鳥です。

まず向かったのは、帯広畜産大学周辺。この辺りも探鳥スポットだとの事でしたが・・・
早速見かけたのは、コアカゲラ。小型のアカゲラですが、見た目はコゲラの頭部を
ちょこっと赤く塗ったような、そんないでたちです。

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コアカゲラは日本では北海道でしか見られないキツツキ類のようで、生息地も
限られており数もさほど多くないとの事ですから、ラッキーでした。

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嵐が去って高らかに嬉しそうに鳴いていたシジュウカラ。

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ようやく会えた、可愛い過ぎるコサメビタキ。
これぞ、ザ・小鳥といった表情ですね。

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嗚呼、やはり探鳥はお日様の光あってこそ。
それでは昨日カワセミを見かけた千代田堰堤にもう一度出掛けてみましょう!

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(その11へ続く)

2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ~その9~ [旅]

朝食にと戻った帯広の民宿「田園」で、先程撮影した野鳥画像をパソコンに落として
いると・・・、キョキョキョという聞きなれたあの声がすぐ傍で聞こえました。
窓に駆け寄ると、すぐ目の前の電柱にアカゲラがとまっています。

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まるで自宅のベランダから電柱に居るスズメを見かけるように、ここではアカゲラが・・・。
と、キョキョキョと再度鳴き声が聞こえ、もう一羽やってきました。
こちらは雄のよう。

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本当は木にとまったところをパチリと撮りたいところですが・・・電線との色合いと何気に
被っているのも面白いのかもしれません。

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ちょうどこのアカゲラが去って行くとタイミングよく朝食の時間。
朝からモリモリ頂きます。

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↑こちらの納豆、噛みごたえがあって美味でした。流石十勝、豆が美味です。
そしてデザートにと登場したのは地元産小豆を使った水羊羹。↓

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こちらも美味しく頂きました。(^^)
その後、別室にてコーヒーを頂いていると、宿の方が夏の間にタンチョウが目の前の
麦畑に来ていたと話をされていました。器用に麦の穂を食べるそうですが、農家さんに
とって被害は深刻で、道内では場所によっては歓迎されない野鳥となりつつある
現実を知りました。

宿を後にしてすぐ畑の中に現れたのは、件のタンチョウの親子です。

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子供の頭はまだ肌色で尾羽だけ黒いというアンバランスさが何だかユニーク・・・。

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そして車は再び朝も訪れた千代田堰堤へ。
アオサギが何羽か羽を休めていましたが、北海道のアオサギは近づくとすぐに
飛んで行ってしまいます。

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ふと川面を飛ぶ美しいブルーの鳥・・・カワセミです。

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もっと天気が良かったら・・・とブツクサ言っても仕方ありません。
カワセミがとまった枝の対岸からハクセキレイが飛んできて、魚を咥えたカワセミは
慌てて羽をパタパタさせています。(分かり難くてすみません)

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このあたりで雨脚がかなり激しくなってきたので、この日は探鳥を
諦めることにしました。

台風接近で風も強まってきており、果たして本日の最終便が飛ぶのかも心配に・・・。
運行情報をチェックすると、既に昼前後の羽田便は欠航が決まっています。
今頃帯広空港は混雑して物凄いことになっていることでしょう。
最終便が飛ばなかったら結局市内に宿をとって戻って来なくてはいけません・・・。
さて、どうしよう・・・。
風雨は強まるばかり。

取り敢えず市内に戻り、どうするか決めようと車を走らせ、折角帯広に来たのだからと
「ばんえい競馬」を見学することにしました。
台風でも駐車場は車が結構多くとまっていて、資料館も観光客の姿が目立ちます。

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競馬場周辺には、土産店や飲食店もあってそちらも荒天の中盛況です。
ぼちぼちお腹が空いたと夫が食べたのが名物「豚丼」。

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玉ねぎサラダもオーダーしました。

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ちょっと冷えてきたので私は「地粉ラーメン」。

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優しいスープに地粉を使った麺が絡まり、なかなか美味しかったです。
お腹も満たされたし、いよいよ生まれて初めての「ばんえい競馬」見学へ!

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キャラクターの「リッキー」↓。荒天でもしっかり盛り上げます。

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競馬場内で販売されている飲料もオリジナル!

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さぁ、もうすぐレースです。

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おじさん達も真剣!

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そしていよいよ・・・スタートしました。

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(その10へ続く)

2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ~その8~ [旅]

初秋の北海道旅、3日目の宿は帯広の「十勝川モール温泉」の源泉を持つ民宿
「田園」さんに宿泊。

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千代田堰堤からはすぐの距離で、翌朝の探鳥にももってこいのロケーション。
目の前には馬達も草を食む風景が広がり、まさに田園ムードいっぱいです。

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植物性の有機物を多く含む「十勝川モール温泉」は、肌にしっとりと馴染む美人の湯と
しても知られているとか・・・。
それでは早速、その名湯に浸かりましょう。

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独特の黒い色をしたお湯はトロリとして柔らかな肌触り・・・。

うーん・・・ぜひとも広い岩風呂で、こちらを堪能したいものです。
因みに露天風呂は男女入れ替え制、夕刻は夫が入りました。↓

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風呂から上がれば、夫はビールをゴクリ。私は、お土産にとワイン城で購入したワインと
チーズで一杯やることに・・・。

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このチーズ、山わさびがツンと鼻から抜ける風味が最高でついつい後をひきます。

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バレンタインはチョコじゃなく、こんなオツなチーズを貰ったら、呑兵衛は嬉しいはず!
そうこうするうちに、宿のお姉さんから「夕食の支度が出来ました」とお声が掛かりました。
こちらの民宿は料理も人気とか・・・。

まずは肉じゃが。

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天麩羅もさっくりと揚がっています。

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地元のじゃがいもは千切りにして、さっと湯にくぐらせてお浸し風に。
シャキシャキとして美味です♪

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お刺身。

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毛蟹↓。

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トウモロコシ↓。

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途中に登場した饂飩↓。

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残念ながら酒類持ち込み禁止の為、ハーフサイズのワインをオーダー。

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手作りソーセージ。これは秀逸な美味しさ!!

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ふぅぅ、お腹いっぱい。ここは十勝牛のステーキがウリとの事で、この他にステーキを
堪能されているお客さんもチラホラ見かけましたが、我等はこの辺りでギブアップ。
何とかデザートを平らげ、部屋へ戻り、いつものように早い時間にバタンキュー。

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翌朝は台風接近との情報の中、早朝は雨が止んでいたので再び千代田堰堤へ。

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飛んでいるのはウミアイサ↓。

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ちょっと幻想的な雰囲気・・・。

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と、少し先にふわりと百舌が降り立ちました。

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さて、ぼちぼち朝食の時間。
宿に戻りますか・・・。
(その9へ続く)

2013年 初秋の北海道でシマフクロウに出会う旅 ~その7~  [旅]

初秋の北海道旅、3日目の朝は探鳥がイマイチな結果と終わり、それでも
お腹は減ったと糠平温泉「中村屋」さんへ朝食を食べに戻りました。

そうそう、このお宿では早朝にしぼりたての牛乳を各部屋まで届けてくれる
嬉しいサービスがあります。

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朝の牛乳は美味しいですね(^^)♪
そして名物の朝ごはんも秀逸の美味しさ。バイキング形式ですが、地の食材を
使用した料理がどれもこれも美味しくて・・・ついついおかわりしてしまいます。

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今日の天気予報は残念ながら台風が近づいて雨模様との事なので、荒天でも
逃げられる場所があるようにと帯広市内へ向かう事にしました。
まずは、野鳥がたくさん見られるという「音更神社」へ。

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敷地内では、確かにカメラを構えた一団が見えます。
おお、あの先に野鳥が・・・と思ったら皆さんのお目当てはエゾリスで、胡桃を咥えた
写真を撮りたいと集まっているとの事でした。
確かにエゾリスは沢山いて、私達もパチリ。

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でも、お目当てはこれじゃないんだよなぁ~・・・と歩いていると園内の一箇所で
ゴジュウカラやシロハラ、その他のカラ類を見掛けたのですが、いかんせん
木立の中で暗く、小鳥たちの動きが速くて・・・カメラに収める事は出来ませんでした。
うーむ、残念。
と、キョキョキョという鳴き声と共に神社の中央部の高い木に一羽のアカゲラが
やってきました。

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北海道ではアカゲラが街中でも見られる時があるとも聞きますが・・・
本当なんですね。羨ましい限りです。

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マガモのエクリプス?のような鴨にも出会いました。

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その後、雨が強くなってきたので慌てて車に戻り、向かったのは「十勝エコロジーパーク」。
キャンプ場やコテッジ、フワフワドームなどの遊び場の他に、水鳥の湿原など
野鳥を観察できるポイントもあるので、何かしら珍しい鳥を拝めるのでは・・・と
園内を歩いたものの、雨天のせいか収穫なし。
が、胡桃を咥えた可愛いエゾリスをカメラに収めることができました(^^)。

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しかし、雨天の湿気と温度も高かったことから、ここで大量の小さな蚊に腕を何か所も
刺されてしまい、その痒さに七転八倒・・・。
痒みがひくのに3週間程かかりました・・・。

雨はその勢いを増すばかり。この天気では屋外は難しい・・・と残念ながら探鳥は
一旦切り上げ、その後は十勝の観光名所である「池田ワイン城」へ向かう事に。

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因みにドリカムのボーカル、吉田美和氏の出身地はこの池田町だとか。
園内には通称「ドリカムブドウ園」などもあるようです。
まずは、ワイン城を見学しましょと地下熟成室へ。ワイン好きには嬉しい香りにうっとり。

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お土産コーナーではワインの試飲もできますが、今回は我慢。

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その代わり、十勝ワインと美味しそうなチーズをお土産に購入しました(^^)v。

さぁ、ぼちぼちランチタイムということで、向かったのは4階の「カフェレストラン十勝」。
道産の美味しいものを頂けるようです。

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オーダーしたのは「北海道産黒毛和牛の角切りステーキランチ」。
サラダやドリンクはバイキングスタイル。

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ランチ登場!

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うーん、ジューシーで美味しいお肉です。他の料理もなかなか美味しく、
ボリュームもあって満足。

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因みに、ワイン城4階テラスからの眺めはこんな感じです↓。
晴れていたら最高でしょうね。

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お腹も満たされて次に向かったのは、先程のエコロジーパークから十勝川を挟んで
対岸にある千代田堰堤。
ここには鮭の遡上等を観察できる魚道観察室「ととろーど」が併設されています。

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が、まだ鮭の遡上には早かったのか、その姿を見ることが出来ませんでした。
こちらは、階段式の魚道です↓。
ととろーどの内部からは、その様子がガラスを通して観察する事ができます。

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この魚を求めてか、水路には多くの野鳥を観察できるとか・・・。
早速現れたのは、カワアイサウミアイサの雌↓。

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鴨類も見えましたが、エクリプスなのか判別が難しいです・・・。

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飛翔姿を見ても何なのか・・・うーん・・・

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そして、遠くに見えたのは・・・オジロワシです。

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どっしりとした脚、さすが大型猛禽。
ここで鮭の遡上を今か今かと待っているのでしょうか。

このオジロワシは、私達の気配を感じるとすぐに飛んでしまいました。
当然ですが、そう簡単には近づかせてはくれませんね。
さぁて、ぼちぼち本日の宿に向かうとしますか・・・。
(その8へ続く)