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2019年7月中旬の奥日光探鳥 ~その3~ [探鳥]

今朝の東京は早い時間帯は強い雨が降り、その後も怪しい灰色の雲が
かかったりしていましたが、昼前からはピーカンとなり布団も干せる程の
天気となりました・・・。これなら鳥見に行けたなぁと後悔しております。

さて、奥日光探鳥その3は二日目の白っぽいキバシリに出会っての続きを
掲載致します。
一旦見失ったキバシリでしたが、カラ類と混群で移動しており不意にすぐ
目の前の木にとまり、青虫と格闘を始めました。

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キバシリは木を這うように動き、小さな蜘蛛等の昆虫を食べる鳥という
認識でしたが、こんな大きな青虫をこの体制で、この嘴で食べる事が
出来るのでしょうか。

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それにしてもこのキバシリ、私が今迄観察した個体とは随分動きも
表情も異なります・・・。

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キバシリはもっと小ぶりな円らな目で、いつも飄々と同じ表情を
している鳥というイメージでしたが、この個体が白く、更にこうした
獲物と格闘している為にそう見えるのでしょうか。

やがて、この鳥からすればかなり重たいと思われる青虫を咥えて上へと
移動を開始しました。

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でも、やはり大変そうです・・・。

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重過ぎて上には運べなかったのかまた下向きになりました。

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咥え方を変えたりと何とか食べる為に色々試みているようです。

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やはり、この嘴とこの体制ではこの獲物を食べるのは難しそう。

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だんだん青虫の形が嘴で力を加えられたせいか変わって来ました。

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すると、木の幹にこの青虫をひっかけ始めました。

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青虫が木に固定されました。

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その青虫を置いたまま、キバシリは木を登って行ってしまいました。

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あとで青虫が干からびた頃に食べに来ようとしたのでしょうか・・・。
いや、その前に他の鳥に食べられてしまう可能性の方が高いでしょうし
単に諦めてしまったのか。
もしくは、最後の青虫は大分潰れているので養分だけ長い嘴で吸い取った
という事も有り得るのでしょうか・・・。

一連の行動からして、やはりこの個体は幼鳥なのでしょうね。
すぐ目の前でキバシリ幼鳥の動きをこれだけじっくりと観察できたのは
初めての事でした。

その後、すぐ目の前に現れたゴジュウカラ。

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この鳥も角度によって随分見え方が異なります。

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暫く相手をしてくれました。

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そのゴジュウカラのすぐ傍に姿を見せたニュウナイスズメ雌。

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ツキノワグマに会ったのは予想外でしたが、キバシリ幼鳥に出会ったりと
愉しい戦場ヶ原探鳥となりました。その後赤沼バス停から三本松まで移動して
鳥を探していると、イカルの爽快な鳴き声が響いています。
が、残念な事に今回この鳥を観察する事は出来ませんでした。

その代わり、コサメビタキをカメラに収めて次の探鳥地へ向かいました。

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(その4へ続く)
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