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2019年5月下旬の奥日光探鳥 ~その3~

先月末の奥日光探鳥、その3は二日目の早朝からです。
朝食の代わりにお弁当を作って頂き、湯元温泉の宿を5時過ぎに出発、
空にはイワツバメが舞っています。

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湯ノ湖畔を歩き出すとあちこちでコルリの囀りが聞こえますが、まだ
うす暗く姿は見えません。湯滝から戦場ヶ原に向かって歩き出すと
ミツバツツジが迎えてくれました。

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ヒガラも朝から元気です。

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まだ人の気配のない木道で熊除けの鈴をつけて歩いていると
ミソサザイに出会いました。

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湯川対岸にはアカゲラの姿。

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木道で見られたヒガラ。

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アカハラも姿を見せてくれました。

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木の天辺で囀るのはビンズイ。

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今日はホオアカに出会う事が出来ました。

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再びアカハラ。この辺りまで来ると他のCMにも出会うことが出来ます。

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戦場ヶ原の開けた木道に出ると、一羽の猛禽が枯れ木にとまっていました。

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ミサゴです。

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この辺りでの猛禽と言えば、通年見られるのはノスリと決まっていましたが
最近はミサゴを目にすることがあります。

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此方は同じ個体と見られるものが別の枯れ木にとまっていたところです。

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このミサゴは湯ノ湖で魚を獲り、ここ戦場ヶ原で寛ぐといった生活を送って
いるのでしょうか。番相手を見付けるのは大変な気がしますが・・・。

戦場ヶ原では今日もキビタキ、ニュウナイスズメ(雄)、ノビタキとの
出会いがありました。

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ただ、連日の好天と暑さのせいかこの日もオオジシギの気配を感じる事は
ありませんでした・・・。残念。
赤沼バス亭へ進む途中、地上で巣材を集めていたのはニュウナイスズメの雌。

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今回の奥日光でニュウナイスズメの雌に出会えたのは、この一度きりでした。
早朝の地上にはビンズイも出て来ました。

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フィフィフィと元気な鳴き声と共に現れたゴジュウカラ。

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泥のようなものをこしとっていますが、獲物が中に隠れているのか
巣材なのか・・・。

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この後、赤沼からバスに乗りフリーパスを活用して再び早朝出立した
湯ノ湖畔へ向かいますがこれには理由があります。

この時期、日光は修学旅行、林間学校と多くの小学生で賑わいます。
東照宮関連+戦場ヶ原周辺ハイキングがこの旅の二本柱となっている事が
多く、小学生達は朝8時頃~9時頃の間に湯ノ湖畔を出発して戦場ヶ原を歩く
パターンが多い様です。
つまり、8時~11時頃の戦場ヶ原はそうした生徒達で賑わいますので
其処での鳥見は避けた方が無難となります。

という事で私はここ数年、奥日光で今の時期探鳥する際一泊した翌日は
早朝は戦場ヶ原、朝9時過ぎは湯ノ湖畔というコースにしています。

それでも、読みを間違え9時過ぎでも修学旅行生を乗せたバスが湯ノ湖畔迄
上がってきて其処からハイキングを始める一団もおり、出発時間にやきもき
することもあります・・・。

湯ノ湖畔に早朝はこだましていたコルリの鳴き声も随分少なくなりました。
それでも弱く鳴くその声の行方を追い、ようやく一羽証拠写真を撮ることが
出来ました・・・。

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この日も湯ノ湖畔ではムシクイが元気です。

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ぼちぼち湖畔を一周しようと小学生達が通り過ぎて少し経った道を歩き出すと
ヒンカラカラと声がします。
これは、もしや・・・と思いながらその姿を探していると・・・

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居ました!コマちゃんです。
あれだけ賑やかな小学生一団が何度も近くを通り過ぎた事をものともせず
鳴いていたコマドリ。その丸い姿を初めてカメラに収める事が出来ました。

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何度も何度もヒンカラカラと鳴きます。

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ふっくらとした姿、円らな瞳と全てが愛らしい鳥ですね。

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奥日光でコルリとコマドリ双方に出会えるとは・・・何とも嬉しいひとときでした。

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最後は水浴びの後、のんびり羽繕いをするマガモ雄をカメラに収め
今回の探鳥は終了となりました。

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この日も朝から強い日差しが照り付け猛暑となりましたが、その暑さを
吹き飛ばしてくれるくらい色々な出会いのあった愉しい探鳥となりました。

この探鳥で残念だったのはトケン類の写真を撮る事が出来なかったことです。
カッコウは何羽も見掛け、すぐ樹上で鳴いているのに姿は見えず・・・という
パターンが多く、ツツドリは遠くで鳴いているなという感じでした。
ホトトギス、ジュウイチに至っては声も聞こえず。

↑は次回への宿題としてとっておきます。

長い探鳥記、お読み頂き有難うございました。
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