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2019年6月中旬の北海道探鳥 ~その2~ [探鳥]

ちょうど一週間前の北海道探鳥、二日目は日の出の早い地に来たのだからと
3時半に起床。窓の外は暴風雨でした・・・。
覚悟していたことではありますが、仕方ないのでもう一度布団に潜ることに。

朝、向かった先は稚内駅。日本最北端の駅や電車の写真を撮影しましたが
車の乗り降りも苦労する程の物凄い強風で傘が全く役に立ちません。
その後すぐ傍の稚内公園でに向かい、雀の幼鳥に出会いました。

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此処ではヒガラなどを観察した他、複数のコマドリの囀りも聞きました。

荒天で探鳥は難しいから観光しようと、20メートル近い暴風が吹き荒れる
宗谷岬へ行くと、すぐ近くの藪から「ジョッピンカケタカ」とエゾセンニュウ
らしき声が・・・。
暫く車の中からその姿が見えないか待ってみましたが、ただでさえ隠れている
ことの多い鳥なのに、この暴風では藪から出てくる事はありませんでした。

海が時化ているので何か港に入って来ているのではと向かってみると・・
オオセグロカモメの幼鳥でしょうか?多くのカモメの幼鳥が居ます。

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カモメは成鳥でも識別のハードルが私にとってかなり高い鳥ですが
幼鳥となると更に難しいですね。

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こちらは何だか白っぽい個体ですが・・・。

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ロープの切れ端と遊んでいるのはウミネコの幼鳥でしょうか。

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此方の幼鳥はひときわ大きく見えました。

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色々な羽の幼鳥がいます。

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オオセグロカモメ成鳥。

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暴風が作り出したのか海面に竜のような波が動いていました。

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午後になり、やや雨量が減った事もあり前日に出掛けたサロベツ原生花園へ
向かいました。
強風でオオジュリンの頭もこの通り。

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関東ではこの鳥の夏羽はなかなか観察出来ませんから荒天時でも
出会えて嬉しかったです。

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「こんな天気でもやって来る人は居るんだ・・・」と思っているかのように
首をかしげるオオジュリン。

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昨日と同じ場所に居たノビタキ。荒天であっても親鳥は雛達に食べ物を
運ばない訳にはいきませんね。

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遠くに見えるのはビンズイ。

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花も見頃で、これで天気さえ良ければ最高なのですが・・・。

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サロベツ湿原センターで雨宿りをしていると、10日間の日程で北海道へ
探鳥に来られたというバーダーの方と会いました。
大洗~苫小牧までフェリーで来られ、今日は天売島に行く予定だったものの
船が欠航してしまったとの事で、明日は礼文島へ渡ると話されていました。

この時期の北海道で10日も探鳥できるとは羨ましい限り。
今回2泊3日で来ている我々としては明日に期待するしかありません。

その後もキャンプ場などで雨天の中頑張って探鳥を続けましたが暗い事も
あり、なかなか上手く撮影できないアカハラをカメラに収め本日の宿へ
向かいました。

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荒天時でも頑張って探鳥をすると、やはりそれなりに疲れます。
ゆっくり温泉に浸かり北海道ならではの海の幸満載の夕食を愉しみ、
二日目も早々に床に就きました。
明日も早起きして探鳥に備えます!(その3へ続く)

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コメント 10

まっちゃん

天候が悪くて残念でしたね。
昔北海道を旅した時にはあまり鳥を見た記憶がないんですが、やはり興味を持っていない時は何も見えないんですね。
カモメの仲間は違う種類が混ざっていることが多くて、成鳥と幼鳥の関係がわかりにくくて困りますね。
by まっちゃん (2019-06-24 09:10) 

ramblin

 流石にオオセグロカモメの国内繁殖地と言う感じです。
この時期のカモメは退色が激しくエイジングの確定が
難しいです。その中に有っても成鳥夏羽は美しいですね。
 何時かオオジュリンの夏羽完成個体も見てみたいです。
by ramblin (2019-06-24 17:35) 

Mitch

風が強いとカメラを構えるのも風にあおられて大変ですよね。
天候ばかりは予定に組み込むこともできないし ・・・。
by Mitch (2019-06-24 17:46) 

queso

まっちゃん様、
北海道は梅雨がないはずでしたが、最近は6月は天気がぐずつく
ことも少なからずあるようで、タイミングが悪かったようです。
とは言え観光シーズンだけに、予報を待って飛行機を予約するのも
難しいですし・・・。
仰る通り本来なら沢山野鳥がいるところであっても、それが
趣味でないと全く見えない(見ていない)という経験、私もあります。
カモメは難しいですね・・・。
by queso (2019-06-25 07:45) 

queso

ramblin様、
荒天でしたが、こうして色々な羽のカモメを観察できたのは
ひとつの収穫でしょうか。(と言っても識別は相当ハードルが
高いですが・・・)
やはりカモメも幼鳥は動きがどこか幼いですね。
オオジュリン、前日の夕刻は姿を見せなかったものの、こうして
荒天時に姿を見せてくれて嬉しかったです。
by queso (2019-06-25 07:47) 

queso

Mitch様、
暴風吹き荒れる宗谷岬は意外にも観光客が車で次々とやってきて
よろけながらも写真を撮っていました。そんな荒天の藪の中
鳴いていたエゾセンニュウには感心しました。
by queso (2019-06-25 07:50) 

takapy77

風が強いと大変ですね。当地も冬は風が強いので難儀してます。
オオジュリンの夏羽は綺麗ですね。
カモメの幼鳥の識別は難しいですね。それも此方では
あまり見られない夏羽となると、サッパリ分かりません。

by takapy77 (2019-06-25 20:45) 

queso

takapy様、
本当に・・・風が強いとカメラもブレますしどうにもなりません。
20メートル近い風が吹き荒れていたので仕方ないのですが。
今年の6月は北海道も雨天が多いです。
オオジュリンの夏羽は美しいですね。
ただでさえ難しいカモメ、幼鳥は更にお手上げです。
by queso (2019-06-27 18:46) 

Rocky

折角の遠征なのに悪天候に阻まれて、残念でしたね。
でも、そんな悪条件にも拘わらず、よく頑張って探鳥を続けられ、しっかりと成果を出されたのは流石です。
カモメは私もさっぱりです。撮ってもあとで識別に困るだけですので、殆どカメラを向けません。これではダメだと思ってはいるのですが、なかなか変われないものです。
オオジュリンの夏羽、湿原の花をバックのノビタキはナイスショットですね。

by Rocky (2019-07-04 12:18) 

queso

Rocky様、
カモメに関してのお気持ち、分かります。
こんなに大きいのにムシクイよりも更に困難ですよね・・・。
でも幼鳥は動きもあどけなく観察していると面白いのでついつい
撮影してしまいます。
2日目の荒天でオオジュリンに出会えたのは嬉しかったです。
by queso (2019-07-05 05:45) 

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