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2013年11月中旬の皇居東御苑と能登の旅 [旅]

11月14日午前に出掛けた皇居東御苑では、もう見られるかな・・・?と
期待したジョウビタキとは残念ながら出会えず。
例年ならもうぼちぼち来る頃なのだけれど。

ということで、撮影したのはいつものメンバー。
ニーニーと、いつも可愛くポーズを決めてくれるヤマガラ(Varied tit)。

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この日は寒かったせいか、野鳥達も普段よりふくっと膨れていたような・・・。
メジロ(Japanese White-eye)もふっくら。

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シジュウカラ(Japanese tit)もふくっとしていた。

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此処からは、週末を利用して出掛けた能登旅行を・・・。
石川県でも金沢には出掛けた事はあるものの、能登半島の旅は初めて。
鰤も蟹も解禁となり、冬の海の幸との出会いも期待したいところ。

能登へのアクセスは、東京からなら羽田から1日2便飛んでいるANAが便利。
1時間の空の旅では、頂上に雪を被った冬らしい富士山の姿を愉しめた。

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能登空港からは予約していた「乗合タクシー」にて七尾へ向かう。
そして、七尾駅からすぐの回転寿司店へGO!
北陸の回転寿司はグレードが高いと聞いていたが果たして・・・。

七尾駅からすぐの「夢市 七尾店」に入り、まず注文したのは北陸の冬の味覚の
代表格である「鰤」。

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・・・うー、旨いッ。思わず唸る。
金沢の鮨店で初めて冬に鰤を食べた時も感じたが、東京で売られている
鰤と、こちらの鰤は別物だ。天然のものも最近は東京でも見掛けるものの、それでも
別物だと私は思う。
この鮮度感、身の締まった旨味と上品な脂の甘さ・・・。堪らなく美味しい。

お次は、雑誌「能登」で掲載されているのを見てからずっと食べたかった
「赤ニシ貝」。

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コリコリとした食感が何とも癖になる味わいで思わずニンマリ。これは旨い。
因みに赤ニシ貝は、その昔昭和天皇が加賀屋にお泊りになった際に
あまりの美味しさに「おかわり」を希望されたという逸話のある貝だとか。
七尾の海の幸、流石である。

この赤ニシ貝で更に火がつき、次から次と握りをお願いする。
旬のアオリイカ。文句なしに美味しい!

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キジハタ。新潟の粟島で食べたが、生は初めて。かなり美味・・・。
東京の寿司屋では、なかなかお目に掛かれないだろう。

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生鯖。〆ていない鯖・・・。なかなか東京では難しい代物だが、これも
おかわりしたい美味しさ!鯖ってこんなに爽やかな旨味があったのだと。

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石崎エビ。七尾の近くの石崎というところで獲れるからこの名前がついている、
正式名はヨシエビというそう。
コリッとしっかりした食感の後は、上品な旨味と爽やかな甘味が広がり
これまた旨い。

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北陸の回転寿司は素晴らしい!
あまり食べ過ぎると今宵の宿の食事が入らない・・・と、最後の一皿は
香箱蟹。

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この時期ならではの海の幸を堪能して、大満足で店を後にしたら腹ごなしに
七尾の街散策を楽しむことに。

まず向かったのは、「七尾フィッシャーマンズ・ワーフ(能登食祭市場)」。
鮮魚、加工食品の小売店や、フードコート、浜焼きコーナー、レストランがある
同施設は、能登の観光拠点としても賑わっていた。

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大きな「たるいか」。そして、ぷりぷりの能登牡蠣などが並ぶ。

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七尾の海、快晴で風も心地よい。

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七尾の街には、風情ある佇まいの民家や商店があり、蝋燭や昆布を販売する
老舗店は、観光客で賑わっていた。

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さぁ、それではぼちぼち本日の宿に向かいますか。
七尾駅からのと鉄道に乗って、隣駅の和倉温泉駅へ。迎えに来て頂いた宿の方の
車に乗り込み、いざ、和倉温泉へ。

本日の宿は「渡月庵」さん。
背後にそびえたつのは、天下の加賀屋である。

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大正四年に建てられたという数寄屋造りのこぢんまりとした宿は、どこか懐かしく
そして寛げる、柔らかな空間で、温泉も料理も、お部屋も・・・どれも満足。

大型旅館の多い和倉温泉の中で、この規模、佇まいは特筆すべき存在で
この日のお客さんも、母と私以外は全て妙齢のカップルだった。
静かに寛ぎたい・・・そんな旅にお薦めの一軒。

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その夜から天気は一変。雨風と共に冬の雷は未明まで鳴り続けた。
翌朝はどんよりとした曇り空。強い風雨もときおり吹き付ける残念な天候となった。

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朝食後に散歩がてら出掛けたのは、七尾出身である著名パティシエ辻口氏のカフェ。

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美術館も兼ねた洒落たつくりのカフェは、9時開店と共に多くの人がお菓子を
買いに、味わいにやってきてビックリした。流石・・・人気パティシエの店。
母と私は珈琲を愉しむつもりだったが、試食でお菓子もついてきてラッキー。

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このカフェが面している海にはカンムリカイツブリが3羽おり、大きな魚を目の
前で獲るなど、活発に動いていた・・・。嗚呼、何故一眼を持ってこなかったのかと
悔やんでも後の祭り。
北陸の海の幸を日々堪能できるカイツブリなんて・・・羨ましい。

その後、雨天でも楽しめる所と出掛けたのは「のどじま水族館」。
迫力あるジンベエザメ展示や、イルカ・アシカショーなど、多彩なアトラクションも
あって、平日荒天でも大勢の人で賑わっていた。

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初めて見た「イトヒキアジ」。

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美しいけれど、この「イトヒキ」、天敵に見つかり易そうな気もするが・・・。
そして、面白いなと思ったのが数か所で見られたコチラ↓。

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水族館で「旬の美味しいもの」を知る。大変良い事だと思う。

沢山の魚介類を見た後は、お腹も減った・・・。母が昨日と同じ回転寿司店に
行きたいと言うので、再び七尾の「夢市」さんへ。

外は寒かったので、握りの前に熱燗と肴を愉しもうとお願いしたのは、鰤とカサゴ。
今日も身の締まった北陸の海の幸に熱燗が進む・・・。

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今年初の白子ポン酢。旨い・・・。

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牡丹海老、甘くて美味~。

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再び「赤ニシ貝」。最高!

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ぼちぼち電車の時間、ということで握りは車内で愉しもうと鰤や石崎エビなどを
握って貰い、のと鉄道の中で車窓を眺めながら頂いた。
能登の海や田んぼを眺めながら能登の海で獲れたネタの寿司をつまむ・・・
贅沢なひととき。

電車は、終着駅穴水へ。と、そこへ七尾行の華やかな電車が入ってきた。

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ラッピング列車をカメラに収めたら、此処からはバスに乗り能登空港へ向かう。
温泉と、北陸の海の幸をひたすら愉しんだ、そんな旅となった。

ただ、地元の方は「これから魚が益々美味しくなるから、1月に来るべき」
と口を揃えて仰っていたので、牡蠣を味わえなかった心残りもあることから、
もう一度厳冬期に来なくては・・・である。

(2013年11月 能登の旅・おわり)
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コメント 4

sana

お母様と能登旅行されたんですね。^^
冬場旅行するなら私もぜひ行ってみたいところです。
北陸の冬の味覚・・・考えただけでもヨダレが湧いてきます。^^;
天然鰤のあの毒々しい色とは似合わない美味しさ!
私も以前、富山を旅行した時食べた鰤の味は忘れられません。

素敵なお宿と温泉と海の幸、最高ですよね。

by sana (2013-11-20 11:37) 

queso

sana様、
母も70歳となりましたが、まだまだ元気で足もしっかりしていますので
今のうちに、色々出掛けられればと思っています。

sana様も富山で鰤を堪能されたのですね(^^)♪
北陸の海の幸の美味しさは独特ですよね。あの、冬の荒天が
荒波が魚の身を美味しくするのでしょうか。
冬の魚はこれからの厳冬期が最も旨いとの事ですし、一度また
その頃出掛けたいものです☆
by queso (2013-11-20 16:43) 

きなこの母

色んな野鳥が存在してるんですね。
鳥さんより能登の旅に釘づけでした。
やっぱりお寿司、とっても新鮮で美味しそうだわ♪
冬の北陸も良さそう。
お母様とご一緒の旅、いいな~
by きなこの母 (2013-11-20 23:26) 

dinghymama

素敵な母子旅を楽しまれたんですね♪
夢市という回転寿司屋さん、金沢にもあるのでしょうか?
調べてみないと・・・
鰤や赤西貝に目が釘付け!!
天然の鰤は上品な甘さがありますよね。
和倉温泉はずいぶんご無沙汰しています。
また行きたくなりました。


by dinghymama (2013-11-21 18:18) 

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