２０１２年２月 冬の北海道旅 ～その１～

昨年の冬は琵琶湖に大鷲撮影に出掛けたけれど、今年は冬の北海道へ行きたい！
そんな計画を立ててからというもの、「寒さ」の練習として奥日光へ2度ほど足を運び
雪の中、スノーシューで歩いたり、寒さでカメラのバッテリーがみるみる減るという
事態を体感した。

予習もバッチリ、ということで出掛けたのは2月3日金曜夕刻の釧路便。
本来なら午前便で現地入りしたかったものの、仕事の関係でどうしても午後からしか
休みがとれない・・・ということもあり、北海道に降り立ったのは19時40分過ぎ。
そこからJR釧路駅に向かい、根室行最終列車に乗り込みひたすら爆睡。
根室に着いたのは夜中の12時過ぎ。
先に現地入りしていた夫がチェックインしている宿に向かい、早々に床につく。

翌朝は根室バードランドフェスティバルに参加すべく6時前に起床。
市役所前でバスに乗り、ネイチャーセンターに向かいオリエンテーションを受けて
再びバスに乗り川口漁港へ。
氷で覆われた漁港で見学したのは、「氷下待ち網漁」。





氷の下に仕掛けた網を引き揚げ、その中に混じっている売り物にならない雑魚を
周りに捨てると、それを目がけてオオワシやオジロワシ、鳶やカラスが集まってくる。
氷点下の寒さの中、漁師さんが投げた魚は、あっという間に凍ってしまう。



その様子を木の上からじっと見ていたのはオジロワシ。



こちらは、木のてっぺんから逞しい艶姿を見せるオジロワシ。



見学の後はネイチャーセンターに戻り、冷えた身体をサービスの甘酒で温めた。
それからバスで再び役所迄戻り、夫の運転する車でもう一度春国岱へ戻る。
そこで絶好のオオワシ・オジロワシ撮影スポットを発見し、シャッターを押し続けた。

雪原を飛ぶ姿は前回掲載したので、今回はちょっとコミカルな写真を・・・
↓もうすぐ着地。右の鷲達は「誰か来たでー」といった風情。



着地寸前のオオワシ↓「・・・おっとっと・・・」といった風情でこちらもなんだかコミカル。



アップにしてみると・・・



オオワシ、オジロワシが一列にズラリと並んだ一枚。真ん中の一羽が視線をくれた。



最後は、ちょっとオラオラ歩き風のオオワシ・・・。



さぁて、身体も冷えてきたし車に乗って次の目的地へ向かいますか・・・。
（その２へ続く）

コメント 8

こんにちは！
北海道に行ってらしたんですね。
我が家も何度か北海道に出かけているけど、オオワシや
オジロワシを見たことはありません。
丹頂ツルは釧路で、キタキツネも２度ほど、エゾシカや
エゾリスも見かけたけど、一番多いのは［北海道キャット］
一列に並んだワシ達の写真、圧巻ですね。
着地寸前のワシ、滑っているようで面白いですね。
歩いているワシも、なんだか親しみを感じます＾＾


by dinghymama (2012-02-08 16:55) 

奥日光でウォーミングＵＰされて準備万端でしたね(*^^)v
オオワシの黄色い嘴と羽を広げた様がまたカッコイイですよ♪
根室バードランドフェスティバルというイベントがまた凄い！
けそ様～～～酒より鳥ですか？（笑）

by ろろすけ (2012-02-08 18:39) 

なるほど、奥日光は予行演習だったのですね。＾＾
この寒い時期の北海道は、写真好きにはたまらないスポットがたくさんあるようですね。
私の職場にも写真を趣味にしている方がいて、quesoさんと同じ時期に根室に行ったそうです。「四角い太陽」を撮るのが目的だったそうですよ。タンチョウも撮ったと嬉しそうに言ってました。＾＾

オオワシさん、オジロワシさん、可愛いですねぇ＾＾
大きな猛禽を可愛いというのもおかしいかもですが、雪原に横一列に並んでいるところなんて本当に可愛いなぁと思います。
それと、立派なモモヒキに萌え～です。
さすが、北の鳥はモモヒキも分厚くてすごいのをはいてますね～。
これを見ると花がはいてるのなんて薄ーい白タイツ(レギンス？)みたいなもんだと思いましたわ。＾＾
by sana (2012-02-09 09:55) 

おお、あのスノーシューはここで活躍だったんですね！
真冬の北海道、憧れです～（修学旅行で真夏に行ったきり…）
それにしても、釣った魚がその場で凍る？！
どんだけ寒いんでしょう（笑）

オオワシと言うと何か威厳のあるイメージだけど、
中々オモシロイ場面に遭遇しましたね～♪
オットット、になってるヤツも笑えるけど、
それを見ているヤツの表情も中々…
さて、次は北海道の味覚編でしょうか？
どんな美味が出てくるのか、楽しみ～！
by chidori (2012-02-10 05:19) 

dinghymama様、
北海道と言えば・・・キタキツネに蝦夷鹿ですよね（＾＾）。
エゾリスも可愛いですよね。
大雪山に上った際にはナキウサギの声だけ聞いたことがあります。
姿は見られず・・・。
オジロワシは、年間を通して見られるようですが大鷲は冬の時期に
見られる鷲で、生息域も比較的限られていることから海外から
この鷲を見に来る観光客も多いようです。

大鷲やオジロワシが一列に並んだ写真、こんなに居るんだ！
と驚きますよね。
着地寸前の鷲、なんだかコミカルですよね♪
腰を落として歩いている姿も、凛々しい猛禽というよりは・・・ですよね。
by queso (2012-02-11 14:27) 

ろろ様、
奥日光に今年初めて出向いた際は、薄着だったこともあり
（スキーパンツを履いていなかった）とにかく寒くて寒くて
北海道で耐えられるのだろうか・・・と心配でしたが、装備をばっちり
して出かけたので寒さは思ったより堪えませんでした。
すっかり旅の目的が鳥となりつつあります・・・
今年は十数年ぶりの海外旅行、野鳥撮影に行きたいと考えて
おります。
でも、酒もしっかり呑んでいますよ！（休肝日2日は守りつつ・・・）
by queso (2012-02-11 14:31) 

sana様、
四角い太陽！私も翌朝撮りに行きました！！
が・・・残念ながら条件が合わずで丸い太陽でしたが・・・。
さまざまな条件が重なり表れるという四角い太陽。同じ宿に
宿泊していたおじさま達もこれを狙っていたようで、「明日は絶対に
出る」と意気込んでいました。出たかな・・・？

冬の北海道、やはり自然のスケールが違います。
勿論寒いのですが、それにも増して野生動物が雪原を歩いたり
飛んだりしている姿は美しいものがありました。
動物園ではなく、野生動物がここまで間近に見ることができるのも
日本では北海道くらいなのかもしれませんね。

オオワシ、美しき猛禽なれどコミカルな部分も持ち合わせていて、
親近感が湧きますよね。
そしておっしゃる通り立派なモモヒキを履いております。
脚の太さも流石・・・ですよね！
by queso (2012-02-11 14:41) 

chidori様、
確かに・・・どんだけ寒いのでしょう？という感じですね。
きっとバナナで釘が打てるでしょう・・・。（古いか？）
そしてこんなカチコチに凍った魚を食べる鷲や鳶達の胃袋は
大丈夫なんでしょうかと妙に心配してしまったり。
スノーシューは翌日履きました。

オオワシ、私も昨年湖北で見たときは雄大ながら鷹揚な感じが
しているなぁと思いましたがここまでコミカルな雰囲気なんだと
改めて好きになってしまいました（＾＾）。
chidori様は冬の琵琶湖には行かれないのですか？
今年はかの地も積雪が多いのでしょうね。
山本山の大鷲は琵琶湖のバンという鳥をよく狩って食べていたようですが
北海道では残念ながら狩りの風景までは見ることができませんでした。
by queso (2012-02-11 14:47)